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ランクル乗りだからわかる「新型ランドクルーザー 300 GRスポーツ」の良いところ

2022年05月28日 12時00分更新

 今回は、2021年8月2日に販売開始になった「ランドクルーザー 300 GRスポーツ」についてレポートします。グレードによっては3~4年待ちという状態で、注文したにもかかわらずいまだ納車されない……という人もいるくらい話題の車。そんなランクル 300 GRスポーツを、友人のところに納車されたとの噂を聞きつけ、使い勝手&試乗をさせてもらいました。良かったところや悪かったところをお伝えしていくので、購入をご検討されていらっしゃる方は参考にしてください。

「ランドクルーザー 300 GRスポーツ」はこんな車

 2021年8月2日に発売された「ランドクルーザー 300」。最新技術を搭載することで、悪路走行性能&耐久性能を高め「世界中のどんな道でも疲れない走り」をコンセプトに開発されました。走行性能のみならず、内装も豪華で高級感溢れる雰囲気となっています。私はディーゼルモデルの「GRスポーツ」を試乗しました!

トヨタ「ランドクルーザー 300 GRスポーツ」の主なスペック
サイズ 全長4965×全幅1990×全高1925mm
ホイールベース 2850mm
車重 2520kg
エンジン 3.3L V型6気筒ツインターボ
最大出力 227PS(309kW)/4000rpm
最大トルク 700N・m(71.4kgf・m)/1600~2600rpm
車両価格 800万円(税込)

 それでは、細かくチェックしていきましょ~!

ランクル300のスゴイとこ その1
1~2列目の居住性

 1列目&2列目のシートは座り心地がよく、まるで高級ソファーに座っているかのようです。シートヒーターのみならずシートクーラーも付いていて、乗る人にとっては至れり尽くせりの仕様になっています。

 運転席は158cmの私が座って、ヘッドクリアランスは拳3個分、足回りはかなり広々としたスペースがあります。前後スライド&リクライニングは電動です。

 2列目シートに座って、1列目シートまでの足回りのスペースは拳2.1個分、ヘッドクリアランスは拳3個分です。

 3列目シートに座って、2列目シートまでの足回りのスペースは拳5個分と広いのですが、ヘッドクリアランスは拳1個分と少々狭めです。また、シートの座面が低くクッション性が低いので、座りにくいと感じる人はいるかもしれません。

 車体が大きいので、車内も広々かと思いきや、あれ? 思ったよりも……というのが正直な感想です。

ランクル300のスゴイとこ その2
運転支援てんこ盛りの走行性能

 運転席に座って感じたのは、視界が少し狭いかなということです。フロントガラスに傾斜がついている&ボンネットのデザイン的に左右前方が見えず、車両感覚が掴みにくいです。ただ、そのぶん運転をサポートしてくれる機能が多くついています。

 たとえば、車両を真上から見た映像が映し出される「パノラミックビューモニター」があれば、車庫入れ&狭い道で対向車とすれ違うときなどもサポートしてくれます。

 また、大きな車体からは想像できないほどアクセルレスポンスが良く、飛ぶように瞬時に加速します。

ランクル300のスゴイとこ その3
車内の使い勝手

 機能は沢山ありますが、私が気になったポイントのみピックアップしていきたいと思います。私が1番驚いたのは、冷蔵庫が付いていることです。

 暑い日はキンキンに冷えたジュースが、寒い日はアツアツの缶コーヒーが飲めるというわけです。私の愛車は同じランクルなのに、USBソケットすら付いてない(笑)。

 センターコンソール部分にはドリンクホルダーが。このドリンクホルダーは、2段階にわけて深さを調節できるようになっています。友人いわく、深くしておかないと、シフトチェンジをするときに、手がペットボトルに当たってしまうとのことでした。

 2列目シートについたドリンクホルダーは、紙パック&600mlのペットボトルは置けないようになっています。

ランクル300のスゴイとこ その4
積載力&シートアレンジ

 3列目のシートを倒す時は、荷室の両サイドに付いたボタンか3列目の両サイドに付いたボタンをピッと押すだけ! なんと、ヘッドレストまで自動で折りたたんでくれるんです。

寝転んでみると、こんな感じ

 斜めに寝転ぶと、つま先が少し出るくらいの広さがあります。2列目のシートを倒す時は手動で、操作にはかなり力が必要です……。

 ちなみに、倒してもフルフラットにはなりません。この2点が少し気になったポイントではありますが、そもそも3列目のシートを倒しただけで充分な積載量があるので、2列目のシートを倒す人はあまりいないかもしれませんね。

2列目のシートを跳ね上げると、私が正座できるくらいの溝ができます

 個人的に1番気になったのは、3列目から2列目シートを倒す際に、サイドにレバーがあるため操作しにくいところです。隙間に無理やり手をねじ込んで、レバーを引かないといけないというのは、なかなか辛いものがありました……。

 ランクル300 GRスポーツに乗りたい! という人は、ぜひ、この記事を参考にしてくださいね。

 今回は「ランドクルーザー 300 GRスポーツ」のレビューをしました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧になってください。

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筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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