カメラ記者クラブは5月19日、カメラグランプリ2022の各賞を発表しました。
カメラグランプリは、みなさんも愛読しているに違いないカメラ・写真雑誌・WEBの編集部で構成されるカメラ記者クラブが主催する年に1度のイベントです。記者やプロカメラマンの投票によって、2021年4月から2022年3月までに発売となった全カメラとレンズを対象に、優秀な製品を選んで表彰するものです。今年も最優秀カメラの「大賞」をはじめとする各賞が発表となりました。
カメラグランプリ2022
大賞はニコン「Z9」に決定!!!
2021年度に発売となったカメラのベスト1は、ニコンの「Z9」に決定しました。おめでとうございます。同社のフルサイズ・ミラーレスカメラのフラッグシップモデルとして、メカシャッターレスで高画素&高速連写が評価されました。
大賞 選考理由
有効画素数4571万画素の積層型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED7」の組み合わせにより、追従性の高いライブビュー表示、世界最多9種類の被写体検出、歪みを抑えた電子シャッター撮影などを実現したフラッグシップモデル。メカニカルシャッターを廃したことで、シャッターの動作音、および、動作耐久を気にする必要がなくなった点も評価された。
ちなみに、上位5機種は、
1位 ニコン Z9
2位 キヤノン EOS R3
3位 OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1
4位 ソニー α7Ⅳ
5位 シグマ fp L
今年も、昨年同様4モデルが「フルサイズのミラーレス一眼カメラ」でした。
カメラグランプリ2022
レンズ賞はソニー「FE 50mm F1.2 GM」
続いて「レンズ賞」のほうは、ソニーの50㎜F1.2が取りました。高解像とボケ味の両立を実現しつつ、小型化を実現したのが評価されました。
選考理由
高解像とボケ味の両立を実現しつつ、F1.2の明るさを持つミラーレスカメラ用の大口径レンズとしては小型で、カメラボディのサイズ感にマッチしているという声が集まった。また、AFスピードの速さやMF時の操作感も、こだわりを感じる要素として高く評価された。
こちらの上位5レンズはどうなっているのかというと、、、
1位 ソニー 「FE 50mm F1.2 GM」
2位 キヤノン 「RF100mm F2.8 L MACRO IS US」
3位 ニコン 「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」
4位 タムロン 「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」
5位 ソニー 「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」
単焦点にマクロ、ズームとバラエティー豊かですね。
カメラグランプリ2022 カメラ記者クラブ賞
【企画賞】 ニコン「Z fc」
【技術賞】 キヤノン「EOS R3」
こちらはカメラ記者クラブのメンバーが合議で選ぶもので、銀塩一眼レフデザインのニコンZ fcと、大賞で2位だったキヤノンのフラッグシップミラーレスR3が受賞しました。
選考理由
ニコン「Z fc」
若い新規ユーザーの目を引くニコン銀塩一眼レフカメラ風のスタイリングと、すでに性能面で定評あるミラーレスカメラ「 Z 50 」の基本性能を融合。カタログデザインにもファッション性を取り入れるなど、新規層開拓に向け一貫性のある商品企画を展開。往年の銀塩一眼レフカメラを懐かしむ層も巻き込み、大きな話題となった点も評価した。
選考理由
キヤノン「EOS R3」
ファインダー内の見つめた先にAFフレームを移動させる「視線入力」機能は、現在のデジタルカメラにおいてキヤノン独自のもの。指先で扱うスティック状やタッチパッド状のコントローラーに加え、視線を使ってAFフレームを指定するという新規性を評価した。開発発表時には、銀塩 EOS シリーズに搭載されていた視線入力AFの復活としても注目された。
カメラグランプリ2022
あなたが選ぶベストカメラ賞はニコン「Z 9」
当サイトでも案内しました、ユーザーのみなさんの直接投票によって選ばれる「あなたが選ぶ」では、大賞と同じ「Z 9」となりました。
ASCIIによる実機レビューはこちらです。ぜひ購入の参考にしてみてくださいね!
「Nikon Z 9」実機レビュー = ニコンの未来型フラッグシップなのだ!
フラッグシップ「EOS R3」実機レビュー = キヤノンの本気カメラを徹底テスト
「OM-1」実機レビュー = OM SYSTEMのフラッグシップカメラは完成度MAXだ
ソニー「α7Ⅳ」実機レビュー = α1と7Rと7Sの良いとこ取りした究極のカメラだった!
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