写真で見る実機のデザイン、より開放感を感じる音質に
デザインも変更され、より装着感に配慮した設計になった。ヘッドバンド、ハウジング形状、イヤーパッドなどが調整されており、頭部の形状に柔軟に追従。高い遮音性が得られるだけでなう、締め付け感が少なく、快適。さらに重量は250gとWH-1000XM4よりも4g軽量化。数値上はわずかだが、実際に装着してみると明らかに軽くなったと感じるほどの差がある。
音質面では、WH-1000XM4と比較して非常に自然な印象となった。ノイズキャンセルヘッドホンにありがちな圧迫感がないのが印象的だ。本体の軽さ、ソフトなイヤーパッドの感触などもあり、長時間装着していても疲れなさそうだ。これはよく考えられていたWH-1000XM4と比べてもさらによくなったと感じる部分だ。
再生にはXperiaの最新機種を使用し、96kHz/24bitのLDACのハイレゾ伝送で聴いたが、低域は立ち上がりよく、高域の自然さがとても印象的だった。密閉型ヘッドホンではあるが、まるでそれを装着していないかのような空間の広さや自然さを感じる場面もあった。密度感があってしっかりとしたWH-1000XM4のサウンドに対して、解像感などは向上しつつ負担なくソフトで聴き疲れしないサウンドに進化した印象があり、飛行機などの移動時だけでなく、長時間ヘッドホンを装着する機会が増えてきた昨今のテレワーク環境にも好適な製品であると感じた。
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