ソニーは11日、Xperiaの最新モデル「Xperia 1 IV(エクスペリア ワン マークフォー)」「Xperia 10 IV(エクスペリア テン マークフォー)」、「Xperia Ace III(エクスペリア エース マークスリー)」を発表した。
発売時期はXperia 1 IVが6月上旬以降、Xperia 10 IVが7月上旬以降、Xperia Ace IIIが6月中旬以降を予定している。なお、今回の発表はあくまでグローバル向けだが、Xperia 1 IVとXperia 10 IVは日本を含む各国で発売予定とアナウンスされている。どのキャリアが取り扱うかと価格については現時点では非公開。
光学ズームとインカメラがアップデート!
さらに音楽アプリ搭載の「Xperia 1 IV」
Xperia 1 IVは昨年発売されたハイエンドモデル「Xperia 1 III」の後継モデル。前モデルで好評だったカメラやゲーミング機能をさらにブラッシュアップしている。
スペックはディスプレーが6.5型有機ELの4K HDRで、リフレッシュレート120Hz対応なのは変わらず。SoCにSnapdragon 8 Gen 1が採用され、メモリー12GB、ストレージは256/512GBがラインナップされる。バッテリーは5000mAhと大容量化をはたした。5GはSub 6のみとSub 6とミリ波の両方に対応するモデルが用意される。本体サイズは約71×165×8.2mmで、重さはSub 6モデルが185g、ミリ波対応モデルが187gとわずがに違う。本体サイズはまったく同じだが、重さは前モデルが188gだったので軽量化したことがわかる。カラバリはブラック、アイスホワイト、パープルの3色。
カメラは3眼で、1220万画素の16mm(超広角)、24mm(広角)、そして望遠が85-125mmの光学ズームとなった。3D iToFセンサーも継続して搭載される。そしてここ何モデルも800万画素で止まっていたインカメラが1200万画素にバージョンアップ。センサーサイズも1/2.9型と大型になったので、セルフィーを撮影する人にはうれしいだろう。
3つのリアカメラはすべて120fpsの高速読み出しに対応し、前モデルではレンズが限定されていたリアルタイム瞳AFやリアルタイムトラッキング、HDR対応の20コマ/秒 AF/AE連写もすべてのレンズでできるようになった。瞳AFやオブジェクトトラッキングは動画撮影時にも適用される。
ゲームエンハンサーもアップデートされ、同アプリから簡単にライブ配信ができるようになった。具体的には配信者の声とゲームのサウンドがミキシングできるので、スマホから直接PCに伝送でき、そのままSNSや動画サイトなどへの配信が可能だ。また、PUBG MOBILEの世界大会公式端末にもなったので、21:9のアスペクト比と高性能なスペックで練習も快適にできるだろう。
Photography Pro、Cinematography Proとこだわる人のためのアプリがあったが、今回から「Music Pro」が加わった。これはクラウド処理による高音質化で、プロレベルの録音を実現するという音楽録音機能だ。ソニーのAV部門の知見・技術が投入され、カメラや映像に続き、音楽好きな人のためのアプリが登場したというわけだ。まさに趣味人のためのスマホといえるだろう。
そのほか防水防塵にも対応し、フロントとリアのガラスはGorilla Glass Victusが採用されているので、壊れにくいという安心感もある。
Xperia 1 IV | ||
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メーカー | ソニー | |
ディスプレー | 6.5型有機EL(21:9) | |
画面解像度 | 1644×3840ドット | |
サイズ | 約71×165×8.2mm | |
重量 | 185g(Sub 6)、187g(ミリ波) | |
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 | |
メモリー | 12GB | |
ストレージ | 256/512GB | |
OS | Android 12 | |
5G対応周波数 | Sub 6、ミリ波 | |
カメラ | アウト:約1220万画素(24mm、標準) +約1220万画素(16mm、超広角) +約1220万画素(85-125mm、望遠) +3D iToFセンサー /イン:約1200万画素 |
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バッテリー容量 | 5000mAh | |
防水/防塵 | ○/○(IP65/68) | |
生体認証 | ○(指紋) | |
USB端子 | Type-C | |
カラバリ | ブラック、アイスホワイト、パープル |
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