幕張メッセにて4月29日に開催された「ニコニコ超会議2022」において、KADOKAWAはDX化された“未来の書店”をコンセプトとする「超ダ・ヴィンチストア」ブースを出展した。
「超ダ・ヴィンチストア」ブース内では、VR、メタバース、AIなどさまざまな手法で新しい購入体験ができるデモを実施。ブースの外でも、DXを活用した集客のための店舗装飾を提案。
超ダ・ヴィンチストアはKADOKAWAがプレゼンする“未来の書店”。名称はところざわサクラタウンにある店舗「ダ・ヴィンチストア」からとったもので、直木賞受賞の「テスカトリポカ」「黒牢城」のほか角川文庫などKADOKAWAの書籍でブースを装飾。
「ナツネイター」は質問に答えていくと最後におススメの一冊を教えてくれるAI。会場では50型のタッチディスプレーで展示していたが、もちろんタブレットなどでも実装可能。従来型の行動履歴をもとにした商品レコメンドシステムではくみ取れない、消費者ごとに異なるその時々のニーズに即した商品提案が可能になる。紙の本と電子書籍どちらも購入可能。
「メタバース書店」では、3D仮想空間の書店を歩き回りながら本を探せる環境。VRゴーグルとスマホで展示を行ない、会期中は自宅からでも購入体験を可能した。メタバース書店にアクセス中のほかの人と会話できるのが特徴で、各自のアバターの頭上にはカートに入れた本が表示される。同じ趣味趣向の人と交流したり、友人同士で一緒に買い物を楽しむことができる。紙の本と電子書籍どちらも購入可能(スマホ版は電子書籍の購入非対応)。
また、「VR本棚劇場」では、ところざわサクラタウンにある本棚劇場を仮想空間に再現。本棚劇場の中で、およそ5000冊の在庫から本を探すことができる。会場ではVRゴーグルで実施、会期中は自宅からでもVRゴーグルを使って購入体験できる。紙の本と電子書籍どちらも購入可能。
このイベント用に用意した専用アプリ「超ダ・ヴィンチストア決済アプリ」では、モバイルオーダーを利用して、購入した本をブースで受け取り可能。イベント中に重い本を持ち歩かなくても済むように、帰宅前など好きな時間に本を受け取れる、という体験デモを行なった。
このほか、利用者がどんな本を購入したことがリアルタイムにわかる映像展示「LIVE BOOKSHELF ~今この本が売れてます~」、本の紙面と映像作品を同時にアピールすることができる「プロジェクションマッピング装飾」、集客につなげる効果が期待できる空中に浮かぶ3Dホログラムディスプレーで「HYPERVSN(ハイパービジョン)」、ポスターのように日焼けで劣化することもなく張り替えの作業も不必要なデジタルサイネージ「ショーウィンドウ装飾」などを展示。
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