アスキースマホ総研の2人(オカモト、スピーディー末岡)が2022年春の最新スマートフォンをクロスレビュー! 第1回はサムスン電子のSIMフリーモデル日本初投入が話題の「Galaxy M23 5G」を紹介する。
Galaxy M23 5Gのスペックは、6.6型液晶ディスプレー(1080×2408ドット、120Hz)、SoCにSnapdragon 750 5G、メモリー6GB、ストレージ128GB(外部最大1TB)、5000mAhバッテリー、側面指紋センサー、Android 12など。本体サイズは約77×165.5×8.4mm、重さは約198g。デュアルSIM対応でmicroSDスロットもある仕様。カラバリはディープグリーン、ライトブルーの2色。なお、防水・防塵やFeliCaは非対応。
カメラは3眼で、メインが5000万画素、800万画素の超広角、200万画素のマクロという構成。ポートレートや夜景、Snapchatとコラボしたファンモードなど、Galaxyゆずりの機能が詰まっている。
Amazon.co.jpやGalaxy Harajuku、一部量販店のECサイトで発売中で、価格は約4万円。
完成度と品質の高さが光る
スマホ総研ボス オカモト
評価:★★★★☆
Galaxyなのに液晶なの? というのが一番の疑問にして、気になった点だが(液晶ゆえの端末の多少の厚さも)、製品の完成度にはまったく不満はなく、これなら問題ないという印象。とは言え、額縁がやや太めで、カメラもそこまで高スペックというわけではなく、中国勢ほどの“高コスパ”というわけでもない。それでも全体的な完成度、品質の高さはGalaxyの名に恥じない製品。でもスピーカーはステレオであってほしかったかな。
非常にバランスが良くまとまっている
主席研究員 スピーディー末岡
評価:★★★★☆
Galaxy Sが日本に投入されたのが2010年。それから12年経ってようやくSIMフリーモデルの登場は純粋にうれしい。キャリアとの結びつきが強かったサムスンだけに、時間がかかってしまったのは仕方ない。今後、ハイエンドモデルにもこの流れはきてほしいところ。
元々インドや韓国のミドルレンジとして発売されたいたMシリーズが、日本へのSIMフリー第1弾となった。グローバルモデルだけに、防水・防塵・おサイフケータイといった日本仕様がないのは残念だが、ミドルハイクラスのSoCとサムスン電子のゲーミング機能のおかげで、ゲームもそこそこ得意なのがいい。日常使いにはまったく困らないスペックなので、ゲームはしないけどSNSや動画はヘビーに見るという人にオススメのモデル。
ディスプレーは有機ELではなく液晶だが、かなり発色がいいので有機ELと遜色ないほど。屋外での視認性もいいし。しかもリフレッシュレートは120Hzとハイエンドクラス。正直なところ、ゲームをやらないのであればオーバースペックではある。電池の消耗も激しいし。ただ、ウェブサイトなどを見るときにこのヌルヌル感になれてしまうと、もう90Hzくらいでもカクついたように見えてしまうだろう。
「Galaxy M23 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.6型液晶(約20:9) 120Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2408 |
サイズ | 約77×165.5×8.4mm |
重量 | 約198g |
CPU | Snapdragon 750 5G |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSD(最大1TB) |
OS | Android 12 |
対応バンド | 5G NR:n77/n78 LTE:1/2/3/4/5/8/12/17 /18/19/26/28/38/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/8 |
カメラ画素数 | 約5000万画素+約800万画素(超広角) 約200万画素(マクロ) イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
生体認証 | ○(側面指紋) |
防水/防塵 | ×/× |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ディープグリーン、ライトブルー |
価格(SIMフリー版) | 4万975円 |
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