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ミドルレンジだがGalaxyの名に恥じない完成度「Galaxy M23 5G」

2022年04月29日 12時00分更新

 アスキースマホ総研の2人(オカモト、スピーディー末岡)が2022年春の最新スマートフォンをクロスレビュー! 第1回はサムスン電子のSIMフリーモデル日本初投入が話題の「Galaxy M23 5G」を紹介する。

 Galaxy M23 5Gのスペックは、6.6型液晶ディスプレー(1080×2408ドット、120Hz)、SoCにSnapdragon 750 5G、メモリー6GB、ストレージ128GB(外部最大1TB)、5000mAhバッテリー、側面指紋センサー、Android 12など。本体サイズは約77×165.5×8.4mm、重さは約198g。デュアルSIM対応でmicroSDスロットもある仕様。カラバリはディープグリーン、ライトブルーの2色。なお、防水・防塵やFeliCaは非対応。

 カメラは3眼で、メインが5000万画素、800万画素の超広角、200万画素のマクロという構成。ポートレートや夜景、Snapchatとコラボしたファンモードなど、Galaxyゆずりの機能が詰まっている。

 Amazon.co.jpやGalaxy Harajuku、一部量販店のECサイトで発売中で、価格は約4万円。

Antutu 9のベンチマーク結果

完成度と品質の高さが光る
スマホ総研ボス オカモト
評価:★★★★☆

 Galaxyなのに液晶なの? というのが一番の疑問にして、気になった点だが(液晶ゆえの端末の多少の厚さも)、製品の完成度にはまったく不満はなく、これなら問題ないという印象。とは言え、額縁がやや太めで、カメラもそこまで高スペックというわけではなく、中国勢ほどの“高コスパ”というわけでもない。それでも全体的な完成度、品質の高さはGalaxyの名に恥じない製品。でもスピーカーはステレオであってほしかったかな。

非常にバランスが良くまとまっている
主席研究員 スピーディー末岡
評価:★★★★☆

 Galaxy Sが日本に投入されたのが2010年。それから12年経ってようやくSIMフリーモデルの登場は純粋にうれしい。キャリアとの結びつきが強かったサムスンだけに、時間がかかってしまったのは仕方ない。今後、ハイエンドモデルにもこの流れはきてほしいところ。

 元々インドや韓国のミドルレンジとして発売されたいたMシリーズが、日本へのSIMフリー第1弾となった。グローバルモデルだけに、防水・防塵・おサイフケータイといった日本仕様がないのは残念だが、ミドルハイクラスのSoCとサムスン電子のゲーミング機能のおかげで、ゲームもそこそこ得意なのがいい。日常使いにはまったく困らないスペックなので、ゲームはしないけどSNSや動画はヘビーに見るという人にオススメのモデル。

 ディスプレーは有機ELではなく液晶だが、かなり発色がいいので有機ELと遜色ないほど。屋外での視認性もいいし。しかもリフレッシュレートは120Hzとハイエンドクラス。正直なところ、ゲームをやらないのであればオーバースペックではある。電池の消耗も激しいし。ただ、ウェブサイトなどを見るときにこのヌルヌル感になれてしまうと、もう90Hzくらいでもカクついたように見えてしまうだろう。

「Galaxy M23 5G」の主なスペック
ディスプレー 6.6型液晶(約20:9)
120Hz対応
画面解像度 1080×2408
サイズ 約77×165.5×8.4mm
重量 約198g
CPU Snapdragon 750 5G
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSD(最大1TB)
OS Android 12
対応バンド 5G NR:n77/n78
LTE:1/2/3/4/5/8/12/17
/18/19/26/28/38/40/41/42
W-CDMA:1/2/4/5/8
カメラ画素数 約5000万画素+約800万画素(超広角)
約200万画素(マクロ)
イン:約800万画素
バッテリー容量 5000mAh
生体認証 ○(側面指紋)
防水/防塵 ×/×
USB端子 Type-C
カラバリ ディープグリーン、ライトブルー
価格(SIMフリー版) 4万975円

■関連サイト

私たちがレビューしました!

アスキースマホ総研リーダー ドロイドさん。スペックに載らない細かい話が好き

主席研究員 スピーディー末岡。スペックの数値が大好きスペック厨

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