PC-6000シリーズとMSXの両方に対応する、FM音源搭載のFlash ROMカートリッジ「似非P6ROM」の取り扱いが家電のケンちゃんでスタート。技術系サークル「にがHP」による同人ハードウェアで、価格は1万5840円だ。
カードエッジがPC-6000シリーズとMSXの両機種共用になっていて、両方の環境で使えるよう設計されたFM音源カートリッジ。それぞれの環境を自動認識、互換カートリッジとして機能するため、使用機種を切り替える際も特別な操作が必要ない。
FM音源チップとして「YM2612(OPN2)」を搭載し、ソフトウェアを用意すればステレオで発音させることが可能。同じく実装されている合計4MbitのFlash ROMについては、独立した1Mbit×4バンクのMegaROMとして利用可能だ。
対応機種は、PC-6000系がPC-6001/mkII/mkII SR、PC-6601/SR。MSX系はMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。ただし両機種対応の実験的カートリッジのため、PC-6000シリーズ純正のFM音源カートリッジとの互換性がなかったり、CASIO機に非対応、MSX-MUSIC(OPLL)と本機のFlash ROMを同時利用できないなどの制限がある点には注意が必要だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります