景気づけにシグマの「90mm F2.8 DG DN」を買って以来、うちのソニー「α7C」にはほぼそのレンズが付いてるのである。撮るのはもっぱらうちの猫なんだが、飼い猫を撮るのにほどよいのだ。望遠過ぎないし、背景が整理されるので家の中でも気にならないし、α7Cはα7シリーズの中で一番小さいので、撮りたいときにさっと持っていける。
設定は絞り優先AEでF2.8に固定。ISO感度はオートなのだが、α7シリーズはISOオートの中にさらに設定があり「シャッタースピードを速めに保つISOオート」ってのをセットできる。これはつまり、容赦なくISO感度を上げていいからシャッタースピードは落とさないでねって設定なのだが、猫を撮るときにいいのだ。ある程度のシャッタースピードは維持したいからね。
これはうちの猫がキッチンの流し台に乗っかってるのを発見したときの写真。そこに乗られては困るので(のっかって食器を落として割った前科もあるし)気がつくと床に下ろすのだが、まずカメラを向けちゃうのがサガ。
後ろのほんのりぼけてフライパンや鍋がぶら下がってるのがわかるからキッチンで悪さしてるなってのがわかるけど、ほどよくボケてるので写真の邪魔をしない。
シャッタースピードが速めに維持されてるので、こんな瞬間もきれいに撮れるのだ。いや写真なんて撮ってないで下に降ろせよ。そもそもキッチンでそんな顔されたら、そこにあるものを勝手に食ったあとみたいだろと。
ああもちろんこのあとすぐに床に下ろしたのだけどな。冒頭写真は高さ180cmくらいの本棚に飛び乗って、あくびしたときのもの。見上げる格好になってるのは、高いところにいたからなのだ。そこは乗っかられても構わないように片付けてあるのでOK。
もう1匹のキジトラのかふかはもう爺さんになってるので高いところには乗らない。のほほんと過ごしてる。
そして、大あくび。
かふかのお気に入りの場所はソファで、夜中になるとこんな風に足を抱えて寝るのである。
問題は黒猫ミルだ。ミルはかふかと遊びたい。でもかふかは激しく動き回ってはちょっかいを出すミルが苦手で逃げ回ってる。ソファの上なんかで寝てたら見逃してはくれない。ミルがやってきて遊ぼうととびかかって、かふかが逃げるのだ。
だから2匹が仲良くしてる姿はまことにレアなのである。気がついたら舐め合ってるではないか。
だがしかし、ミルはある程度舐めると、もっと遊ぼうといいわんばかりに手を出したり嚙んだりしちゃうのである。
そうするとかふかはいやがって逃げていく。いやそこはピシッと叱ってくれ、若猫に社会性を身につけさせてくれ、キミだってうちに来た頃は先住猫にまとわりついては叱られてたではないか。でもまあ人間同士と同じように猫同士もうまくいったりいかなかったりするのであるな。
と、久しぶりにうちの猫特集をしてみたのだった。
■Amazon.co.jpで購入
-
古地図とめぐる東京歴史探訪 (SB新書)荻窪 圭(著)SBクリエイティブ
-
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60上原 ゼンジ、桃井 一至、荻窪 圭(著)翔泳社
-
古地図でめぐる 今昔 東京さんぽガイド荻窪 圭(著)玄光社
筆者紹介─荻窪 圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります