週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

スマホ24台収納棚にスマホを入れたらとんでもないことが発覚

2022年04月05日 12時00分更新

大量のスマホも整理できる

 最近はスマートフォンの価格も下がってきていますし、中古売買も盛んです。「ついつい今月もスマホ買っちゃった」なんて人も多いのではないでしょうか。コレクターでもある筆者もお金に余裕ができると気がつけば中古端末を買ってしまいます。筆者は香港在住ですが、11月から日本に来ており、1月はCESの取材で2週間ほどアメリカに行っていましたが、そのアメリカでも「つい」4台の5Gスマートフォンを買ってしまいました。そして日本でも気がつけば毎月なにかしら買っています。

 この増え続けるスマートフォンを整理するのに、ちょうどいい棚が中国で売っていたので取り寄せました。木製の枠を組み合わせるだけでスマートフォンを24台並べることができるという優れた収納棚です。価格も1000円以下とリーズナブル。実は最近、同じ素材・機構でスマホ2台や3台を収納できる棚が100円ショップなどで売られています。その大型版が今回入手したブツとなります。

材料は薄い木の板

 薄い段ボール箱に入った梱包を開けると、レーザーカットされた木版が出てきます。表面には木目を入れた化粧紙を張り付けています。こんなパーツで棚ができるなんてなかなかのアイディア商品と言えますね。

スマートフォン収納棚のパーツ。こちらは外枠など

スマートフォン収納棚のパーツ。内側の仕切りなど

 説明書は入っていませんが、接合させる箇所が少ないので適当にあれこれ組み合わせていけばそれなりの形になります。接着剤がありませんが、なんと接合は出っ張った部分を輪ゴム(シリコンゴムの輪)で留めるという大胆な設計。でもこれで十分強度は保てるようです。

シリコンの輪ゴムが入っている。これがすべてのパーツを留める

 それぞれの材料のスリットを合わせて組み合わせていき、接合部が出っ張ったらそこに輪ゴムをかけていきます。これなら使わないときはゴムをはずせばいいだけですので分解も簡単。自宅で使っていたけどオフィスに設置したい、なんてときもすぐに解体できます。

でっぱりに輪ゴムをかける

あっけないほど簡単だがこれでしっかりと接合される

 組み立ては10分もかかりません。レーザーカットなのでサイズの精度も高く、「長さが足りない」とか「穴にはいらない」なんてこともまったくないのです。

かなり完成。ここまで10分かかっていない

パーツの精度が高いので組み立てもラクだ

 3×8=24台のスマートフォンを収納できる棚が簡単にできあがりました。あとはここに手持ちの端末を入れていくだけです。

何も入れていない状態を見ても壮観だ

 机の周りにあった端末を適当にいれると、21台が収納できました。これだけの端末が机の周りに乱雑においてあったのです。この棚に収納することで、急いで出かけるときに「今日はテスト用にあの端末を持っていくのに見つからない」なんてこともなくなります。

21台を収納してみた

 最近のスマートフォンの本体形状はほぼ同じですが、Planet Computersのスライドキーボード付き端末「Astro Slide」や、フリップカバーを付けた「Galaxy Z Fold3 5G」など厚みのある端末もはいりました。半円形断面の「BALMUDA Phone」も問題なく収納できています。

スマホ2台分の厚みの特殊な端末も収納できた

 21台のスマートフォンを置き、あと3個の空いているところには何かほかのものでも入れるとよさそうですね。そこでスマートフォンの収納位置も変更しようと出し入れしてみると、棚に置いたときに底面側がちょっとへこむ感じがします。もしやと重い裏側を見てみると、スマートフォンの重さで底板がたわんでいました。この底板は側面でしか固定されておらず、21台のスマートフォンをささえるだけの強度なないようです。

これだけのスマートフォンを入れると底板の強度は足りない

 今回21台を収納してちょっと余裕がないため、中国のECサイトにある36台収納用の棚を追加で買おうかなと考えました。しかし21台でも底が抜けてしまいそうということは、この36台の棚に36台のスマートフォンを入れておくことは無理でしょうね。この手の棚はせいぜい10台くらい収納するものを買うのが安心かもしれません。増え続けるスマートフォンの収納問題、使いやすい棚を再び探そうと思います。

さらに数の多い36台収納棚もあるが、底板の強度が心配

山根博士のオフィシャルサイト

「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!

 長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!

 「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!

→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む

ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事