Raspberry Pi用のDACを自作できる工作キット「ZERO HAT DAC CS4398」と、デジタルオーディオプレイヤー(DAP)の工作キット「XIAO PI DAP ZERO」が家電のケンちゃんにて取り扱いスタート。技術系サークル「blue-7」による同人ハードウェアだ。
ZERO HAT DAC CS4398は、Raspberry Piが備えるGPIO互換のDACボードを自作できる工作キット。CirrusLogic製の192kHz/24bit対応DAC「CS4398」とヘッドホンアンプとして「MAX9722」をL/R各1個ずつ使用した、超小型サイズのフルバランス出力DACを組み立てることができる。価格は5980円。
電源はRaspberry Piの5Vpin経由(3.5~5.25V)で給電する仕様で、出力端子は4.4mm 5極ジャックを搭載。なお、Raspberry Piで音を出す場合は別途ドライバなどを作成する必要があるほか、同時に入荷したXIAO PI DAP ZEROのようなI2S・I2C制御を行う機器が別途必要になる。
XIAO PI DAP ZEROは、Raspberry PiのI2S-DACと組み合わせるDAPを自作するための工作キット。メインコントローラーとしてマイコンのSeeeduino XIAOを搭載し、最大32GBのmicroSDカードに格納された音楽データを再生できる。DACは上記のZERO HAT DAC CS4398を組み合わせて使用可能だ。こちらの価格は4890円。
電源は別売りのリチウムポリマーバッテリーを使用し、入力端子はUSB Type-Cを搭載。出力端子はRaspberry Pi互換の40pinの内、I2C/I2S/+3.3V/+5.0を接続、さらに別売りの0.96型OLED(128×64)を取り付けて完成する。
いずれもはんだ付けによる電子工作が必要で、中上級者向けのキット。製品には一部入手が難しい部品が付属しているが、追加で購入が必要な部品もある。
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