ソニーネットワークコミュニケーションズは30日、モバイルサービス「NUROモバイル」の今春以降に予定している新施策を公表。月20GBを高品質な回線で利用できる「NEOプラン Lite」を4月1日に開始すると発表した。月額料金は2090円。
独自の帯域での通信品質と付加機能が売りの「NEOプラン」
回線はそのままに機能省略で、料金を抑えた「NEOプラン Lite」
「NEOプラン Lite」のオリジナルと言える「NEOプラン」は、昨年11月にサービスを開始。月20GBで2699円と、MNO3社のオンライン専業プランと被る通信量/料金帯ながら、「NEOプラン」専用の帯域による通信品質の高さ、LINE/Twitter/Instagramといった主要SNSでの通信量がカウントされない「NEOデータフリー」、3ヵ月に1回、15GBの通信量がプレゼントされる「Gigaプラス」、上りデータ通信が使い放題の「あげ放題」、使い切れなかった通信量の翌月繰り越しといった独自機能をアピールポイントとしていた。
気になる「NEOプラン」の回線品質については、昨年12月に電気通信サービス向上推進協議会のガイドラインに基づく、通信速度のテストを実施。下りの平均速度は150Mbpsで、MVNOのサービスではどうしても弱点となる昼休みや夕方の時間帯も含めて、大きな速度低下はなかったとしている。
「NEOプラン Lite」は、この「NEOプラン」の独自帯域/回線品質を受け継ぎつつも、「NEOデータフリー」「Gigaプラス」「あげ放題」の3つを省略することで料金を抑えたプランとなっている。なお、余った通信量の翌月繰り越し、通信量を使い切った後でも最大1Mbpsで使えるといった要素はそのまま継続されている。
「NEOプラン」は若者に人気の4大SNSがカウントフリー
小容量プランもLINEがやはりカウントフリー
既存プランについても強化が加えられている。
まず「NEOプラン」は、「NEOデータフリー」において、TikTokが新たに対象となって、通信量がノーカウントに。これでLINE/Twitter/Instagram/TikTokと若年層に人気のSNSが広くカバーされる。
小容量の「バリュープラス」においても、5GB/10GBプランで「バリューデータフリー」を4月下旬に対応予定。こちらはLINEのデータ通信がやはりノーカウントとなる。
音声通話では、現在ドコモ回線を用いたSIMのみオートプレフィックス機能があり、アプリを使わなくても1回5分/10分までの通話定額オプションや30秒あたり11円の安価な通話料(通常は30秒あたり22円)が適用されるが、ソフトバンク回線では4月下旬、au回線では7月までに同様にアプリが不要になる予定。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります