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2022年2月22日開催「起業前から知っておきたい知財基礎知識by IP BASE in 神奈川」レポート

スタートアップで起こりやすい知財トラブルを防ぐには?

2022年03月30日 16時00分更新

 2022年2月22日、特許庁ベンチャー支援班はスタートアップ向けオンラインセミナー「起業前から知っておきたい知財基礎知識by IP BASE in 神奈川」を神奈川県のベンチャー支援拠点「SHINみなとみらい」の協力のもと無料配信した。

 セミナーでは、知財専門家のオリーブ国際特許事務所の川上美紀氏、横浜市のベンチャー株式会社CSイノベーションの筒井雅夫氏、独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東本部 インキュベーション担当参事 大原隆義氏、特許庁総務部企画調査課 ベンチャー支援係長 今井悠太氏が登壇し、創業期のベンチャー企業でも知っておきたい知財の基礎知識をテーマにした講演とパネルディスカッションを実施した。

 冒頭で神奈川 産業労働局 産業部産業振興課 新産業振興グループ 三浦圭佑氏より神奈川県の起業・ベンチャー支援の取り組みと、SHINみなとみらいについて紹介。神奈川県では、起業家の創出拠点「HATSU鎌倉」とベンチャー企業の成長促進拠点「SHINみなとみらい」を中心に、「起業家創出促進事業」と「HATSU鎌倉支援プログラム」、「かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム“KSAP”」ビジネスアクセラレーターかながわ“BAK”の4つのプログラムを提供している。

 SHINみなとみらいは、ベンチャー企業の成長促進拠点として2019年に設置。利用メンバーは公募により決定し、令和3年度はベンチャー企業9社、支援者3名が定期的に利用している。ゲストも来訪可能で、メンバーやゲスト同士の交流が生まれている。現在、令和4年度の利用メンバーを募集中だ。

特許庁のスタートアップ支援施策

 第1部は、特許庁の今井氏より特許庁が提供しているスタートアップ支援施策を紹介。 スタートアップ向け知財ポータルサイト「IP BASE」は、知財戦略の事例集や先輩スタートアップのインタビュー記事などを配信している。そのほか全国でのイベント開催やYouTubeチャンネルやSNSでの情報発信を行なっている。スタートアップ向けの知財の基礎知識や支援施策について知りたい方はぜひチェックしよう。

 知財アクセラレーションプログラムIPASは、創業期のスタートアップに知財メンタリングチームを派遣し、知財戦略の構築を支援する伴走型のプログラム。知財の専門家とビジネスの専門家がメンタリングをすることで、スタートアップのビジネスと知財の両面から支援するのがこのプログラムの特徴だ。過去のIPASの成果をまとめた事例集がIP BASEにて公開されているので興味のある方は参考にしよう。

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