スマホが引き寄せる、思わぬトラブル
この春から一人暮らしを始めるあなた。新生活は気も緩みがちですが、油断をしていると思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。とはいえコロナ禍以降、勧誘・セールスの類はめっきり減りましたし、最近では賃貸契約の際にトラブル時の連絡先を教えてくれますから、水漏れ修理で高額請求といった被害に遭う確率も意外と低くなっています。
とはいえ、トラブルはリアル空間から襲ってくるだけではありません。コロナ禍で外出が減ったぶん、ネット越しの面倒事は逆に増えています。思わぬ被害を被らないよう、以下の注意点に気をつけてください。
タダで楽しめる海賊版スマホゲームはウイルス入りを疑うべし
ゲーム好きの人たちは最新情報を求めて海外のWebサイトまで足を延ばすこともあるかと思いますが、気を付けたいのが海賊版ゲームのダウンロードサイト。
一見、有料ゲームが無料で配られているように見えますが、そのなかには「有料ゲームのように見えるウイルス入りのゲーム」が混じっています。そもそも不正行為に手を染めることになりますから、興味を惹かれてもダウンロードしてはいけません。
悪質な定額課金アプリの罠に注意
では、正規のアプリを求めてアプリストアを巡る分には安心かと言えばそれもNO。ルールには沿っていますが悪質と言わざるを得ないアプリが存在するからです。
それらは初月無料などと銘打っていますが、じつはアプリストアの「自動で継続的に課金できる」というシステムを使って罠を仕掛けています。アプリの中身は様々ですが共通するのは、継続的な課金を必要とすること、そしてアプリの内容に比してその金額があまりにも高額であることです。しかもその契約は指紋認証などで瞬時に成立してしまうため、支払っていることに気づかぬまま毎月高額が引き落とされてしまいます。
そうしたアプリはわざとわかりにくい場所に課金についての説明を記しているので、しっかり規約を読みましょう。
宅配業者を騙る偽Webサイト詐欺に新たな手口が!
また、家財道具を揃えるべく色々なモノをネットで買った方も多いと思いますが、昨年話題になった宅配業者を騙る偽SMSが新たな手口であなたを狙っています。
今度は偽のSMSに記載されているURLをタップすると宅配業者の公式サイトにそっくりな偽サイトが表示されます。そこで携帯電話番号を登録すると、あなたのSMSに電話料金と一緒に支払いができるサービスの認証番号が送られてきます。ここで不審に思わずその認証番号を偽サイトに入力してしまうと、やがて身に覚えのない請求が電話料金と共に届くことになります。
理解できない要求をされたら、ただちに操作を中止し、あらためて公式サイトを検索して問い合わせましょう。これは詐欺に遭わないための鉄則です。
このほか、ワクチン接種にまつわるデマや詐欺も存在します。都合の良い話に出会っても舞い上がらず、まず自治体のWebサイトを確認しましょう。
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