モーハナラージャ・ガジャンCEOが講演 DeepTechスタートアップの創出や成功に向けた支援の実態と展望(前編)
ソリューションがなければユーザーも生まれない。ラピュタロボティクスが目指す「ヒトとロボットの共存社会」
DeepTechスタートアップ創出を狙うNEDO
国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(以下NEDO)が、3月9日から3月12日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された「2022国際ロボット展」に出展。
展示のほか、「NEDO Presents ~DeepTechスタートアップの創出や成功に向けた支援の実態と展望~」と題して、NEDOプロジェクト担当者やスタートアップ代表を招いた講演を実施した。
NEDOは、2018年度にスタートした5年間の第4期中長期目標期間において「技術開発マネジメントによる成果の社会実装」「研究開発型ベンチャーの育成」「中長期技術開発の方向性提示」の3つを柱として取り組みを実施している。
今回の講演では、NEDO イノベーション推進部 統括主幹の金子 和生氏が登壇。技術開発マネジメントによる成果の社会実装に向け、技術戦略に基づいた研究開発の推進や、さらなる技術開発マネジメントの機能強化を推し進める中で、2021年の予算額1602億円の内、新産業創出・シーズ発掘などの分野に、70億円を投じたことを明かした。
NEDOによる支援の特徴は、ビジネスプランの構築支援、研究開発型スタートアップの起業支援、資金調達・技術シーズの強化、そして数年後の事業化を見据えた計画の構築という4段階で、段階的・包括的に事業創出をバックアップしている点だ。こうした支援を受けたスタートアップからIPOなどエグジットした事業者も出てきているという。
「支援を受けたいが、相談相手がわからない」といった起業家たちを対象に各公的機関によるスタートアップ支援を上手く活用してもらうためのワンストップ窓口「Plus One」をNEDOが設置している点、またスタートアップと事業会社とのマッチングを目的としたピッチイベント「NEDOピッチ」の開催、本誌ASCII STARTUPと連携して、オープンイノベーション事例の情報発信などを行なっていることを伝えた。
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