レイ・フロンティアは3月11日、ライフログアプリ「SilentLog(サイレントログ)」向けに防災機能をリリースした。
「災害に備えて、水や食料などと同様に、日々の行動データを備蓄しましょう」をコンセプトとした防災機能で、SilentLogの標準機能として無料で提供する。総務省および一般財団法人マルチメディア振興センターの「Lアラート」 から防災情報を受信し、SilentLogユーザーなどに向けて発信する機能。
ユーザー向け機能では、SilentLogアプリにプッシュ配信を行なう。平時からアプリに保存された日々の行動情報を分析し、アプリユーザーごとの「よく行く地域」を集計。有事の際にはユーザーごとによく行く地域の防災情報を配信する。あらかじめ防災情報の受信地域の設定が必要がなく、地域の防災情報を即座に自動配信するほか、防災情報が発令された後の行動情報も集計して効果測定を行ない、防災情報の配信方法を改善するという。
なお、実際にLアラートからの防災情報を配信するのは4月1日からの予定。3月22日~25日にかけてテスト配信を実施することを考え、先行してリリースする。
また、自治体などの防災情報発信者に向け、SilentLog以外のアプリユーザーに対しても防災情報受信後のユーザー行動を集計する。SiletLog SDKを使用した同社の環境でアプリを構築すると、防災情報受信後のユーザー行動を集計し、集計結果により防災情報発信の効果測定が可能となる。防災系に限らず、健康系などのアプリでも構築可能。
さらに、新規に防災アプリを構築したい企業に向け、今回SilentLog用に構築した環境を利用することにより、防災アプリを構築できる。Lアラートへの利用申請と審査が必要となるが、同社ではそれら含めた環境構築を受託が可能という。
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