シャオミは、エントリークラスのAndroidスマートフォン「Redmi Note 11」を3月10日に発売すると発表した。価格は2万4800円。Mi.comと楽天市場ではそれぞれ先着500名を対象に早期購入者特典として、2万2800円で提供する。
Antutu 9のスコアは20万点台半ば
実用性重視で性能もさらに上がったシャオミのエントリー機
「Redmi Note 11」シリーズはグローバルでは1月に発表。上位モデルでは1億画素カメラ搭載機もあるが、まず日本市場に導入されたのはラインナップ4モデルの中では最も安価な本製品となる。
とは言え、2万円台半ばのエントリーモデルとしては、相当に高いスペックを持つことは間違いない。この価格帯でもディスプレーはフルHD+解像度(20:9、1080×2400)の6.43型有機ELで、90Hzリフレッシュレートに対応。SoCは6nmプロセスで製造された最新のSnapdragon 680で、Antutu 9のスコアは約25万点。同じ600番台のスナドラでもエントリー~ミドルクラスの4Gスマホで採用例が多いSnapdragon 662と比べると性能は大きく上回る。なお、メモリーは4GBで、ストレージを用いた仮想メモリーの仕組みで1GBの追加が可能。ストレージは64GB。
カメラも1億画素カメラではないものの、5000万画素センサーを中心に、800万画素超広角カメラ、200万画素マクロカメラ、200万画素深度センサーとの4眼構成。バッテリーは5000mAhで最大33W急速充電をサポート(対応ACアダプターが同梱)。側面指紋センサーに横画面時のステレオスピーカー、イヤホン端子など、ユーザーの求める機能もしっかり備える。ただし、日本向けのカスタマイズは基本的にネットワークの最適化のみということで、FeliCa(NFCも非対応)や防水(IP53の防滴まで)はサポートされない。
ホームUIは、Android 11ベースであるのは従来と同じだが、バージョンの数字は1つ進んだ「MIUI 13」を採用。アプリ起動が可能なサイドバー以外に、長期間使い続けてもストレージの速度の低下が防げたり、バックグラウンドでのメモリー利用効率を向上したりと、システムの基盤部分が強化されている。
ネットワークは4Gまでの対応だが、国内主要キャリアで用いるバンドには広く対応。nanoSIM×2+microSDのトリプルスロットであるのもうれしい点だろう。
カラバリはグラファイトグレーとトワイライトブルーの2色。狭額縁設計で、画面とバッテリー容量の大きさの割には横幅は73.87mmと比較的抑えられており、厚みも8.09mm。実用性の高さが売りの1台と言える。
シャオミ「Redmi Note 11」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.43型有機EL(20:9) 90Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2400 |
サイズ | 約73.87×159.87×8.09mm |
重量 | 約179g |
CPU | Snapdragon 680 2.4GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSD |
OS | Android 11(MIUI 13) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 /18/19/20/26/88//66/38/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
カメラ画素数 | 約5000万画素+約800万画素(超広角) 約200万画素(マクロ)+深度 イン:約1300万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(最大33W対応) |
生体認証 | ○(側面指紋、顔) |
防水/防塵 | ×/×(IP53) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | グラファイトグレー、トワイライトブルー |
発売時期 | 3月10日 |
価格(SIMフリー版) | 2万4800円 |
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