ヤマダデンキLABI1 LIFE SELECT池袋は、池袋駅東口の旧日本総本店。2021年12月にコンセプトを刷新してリニューアルオープンしました。ストアコンセプトは、「たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」となり、家電製品だけでなく、家具、インテリア、生活雑貨、リフォームなど、生活に必要な商品を従来よりも一層広く取り揃えています。
ヤマダデンキ LABI1 なんばは、JR難波駅や地下鉄なんば駅などからほど近い、なんばパークスのすぐ隣に位置する、ヤマダデンキの関西随一の旗艦店。こちらも最先端の家電から快適な住環境までトータルで提案する店舗になっています。
今回はヤマダデンキ LABI1 LIFE SELECT 池袋でPCを担当する廣山翔太さんと、LABI1 なんばで情報機器を担当する大藤賢一さんに、BESTBUYを選んでもらい、激オシの理由を語ってもらいました。
学業にもビジネスにも激オシのSurface Pro 8
まずは、廣山さんが推薦する14インチ未満ノートPCのベスト3から。廣山さんが推薦するのは、日本マイクロソフトの「Surface Pro 8」、富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK UH」、そしてNECパーソナルコンピュータの「LAVIE Pro Mobile」の3機種です。
中でも、廣山さん激オシの一品がSurface Pro 8。Surface Pro 8はOSに最新のWindows 11を搭載する、Surfaceシリーズの中でも中心的な位置付けのモデル。CPUはIntel Core i7-1185G7プロセッサー、もしくはIntel Core i5-1135G7プロセッサーから選択でき、メモリーは8GB/16GB/32GBから、ストレージはSSDで128GB/256GB/512GB/1TBから選べます。
「最近のPCコーナーには、最新OSのWindows 11搭載のPCに興味を持つお客様が多く来店されます。また、YouTube配信をする人が増えていることから、ビデオ編集から配信までを1台で行えるPCの需要が高まっており、そうしたPCをお求めのお客様も年齢層を問わずに多くなっています。こうしたお客様にオススメしているのが、Surface Pro 8です。前モデルで好評だったディスプレーが一新されて更に見やすくなりました。学業にもビジネスにもオススメの2in1モデルです」(廣山さん)
Surface Pro 8のディスプレイは従来の12.3インチから13インチに大型化し、狭額縁でスリムな印象になっています。解像度は2880×1920ドットで、10点マルチタッチに対応。リフレッシュレートは最大120Hzと、ゲーミングモニターにも引けを取りません。周囲の環境光に応じて色調整を自動で行うAdaptive Colorや、高画質化技術のDolby Visionにも対応します。
タブレットとノートPCとの違いやビデオ編集向けなどの問い合わせも増えているそう。「Surfaceシリーズの購入時に3年、4年の長期保証が付けられるのがヤマダデンキの強みです。これからの新生活に導入を検討するお客様にも自信を持ってオススメできます」と廣山さんは、購入時にはハードウェアの性能だけでなく、アフターサポートも視野に入れることを薦めています。
13.3インチの世界最軽量とテレワーク重視モデル
LIFEBOOK UHは推し家電大賞の部門賞を獲得した、世界最軽量を謳う13.3インチノートPCです。「モバイルPCで気になるのが重量ですが、UHはとにかく軽いのが魅力です。最上位機種だと約634g。それなのにしっかりした堅牢性を備えていて、100kgの加圧、76cm落下試験などもクリアしています」(廣山さん)。
LAVIE Pro Mobileは、13.3インチのモバイルPCです。ラインアップにはSIMフリーモデルもあります。「新型コロナの流行でテレワークが主流になり、仕事を自宅でするユーザーが増えました。快適なテレワークを目的に作られたマシンで、今の時代にオススメのモデルです。堅牢で長時間バッテリー、覗き見防止機能も備え、持ち運び用としても安心です」(廣山さん)。
14インチ以上はCore i7-1165G7搭載モデルに注目
14インチ以上のノートPCについてもオススメを聞きました。廣山さんが選んだのは、富士通クライアントコンピューティング「LIFEBOOK MH」、マウスコンピューター「DAIV 4P」、パナソニック「Let'snote FV1」の3機種。いずれもCPUにIntel Core i7-1165G7プロセッサーを搭載するモデルです。
LIFEBOOK MHは、CPUにIntel Core i7-1165G7プロセッサーもしくはAMD Ryzen 5-5500Uを搭載する14インチモバイルノートPC。14インチとしてはコンパクトな筐体を持ち、キーボードの押しやすさなどにも妥協のないモデルになっています。
「15.6インチノートPCの上位機種と同等の性能を持ちながら、バッテリー駆動時間が14時間もあり、重さも1.3kgとなっています。14インチモデルの中でも軽く、家でも外でも使いたい人にピッタリな製品です」(廣山さん)
DAIV 4Pは、クリエイター向けに用意されたマウスコンピューターの「DAIV」ブランドの中でも、可搬性を重視した14インチノートPCです。
「Made in Japanで、かつハイエンドモデル。それなのにお手頃価格な点がイチオシです。本体にマグネシウム合金を使うことでなんと重さは1kg未満に。ハイエンドモデルで、なおかつサポートもしっかり欲しいという人にオススメです」(廣山さん)
Let's note FV1は、シリーズ初のアスペクト比が3:2となる、14インチディスプレイ採用モデルです。ホイールパッドが他のモデルより大きくなっているなど、従来のシリーズを大きく見直した設計が特徴です。CPUにIntel Core i7-1165G7プロセッサーもしくはCore i5-1135G7プロセッサー、メモリーは16GB、ストレージは512GBのSSD(PCIe)を搭載。新開発のデュアルファンを搭載し、CPUの熱を効率よく冷却します。
「仕事でよく出張する人に大人気のLet's noteから出た新シリーズです。拡張用の周辺機器が豊富で、かゆいところに手が届くモデルとなっています。本体のすべての部品や周辺機器まで日本で生産しているフルMade in Japanの製品。信頼と安心はどこのメーカーにも負けません」(廣山さん)
小学生にもオススメできるLenovo IdeaPad Duet Chromebook
Chromebook部門では、レノボ「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」、ASUSの「Chromebook Detachable」を高評価しています。
Chromebook IdeaPadは、レノボのChromebookブランドで、Flex 360、Slim 350、Slime 360、Duetがラインアップしています。Duetはタブレットになる本体と、キーボードが分離するセパレート型で、ディスプレイサイズは10.1インチ。画面解像度は1920×1200ドット、10点マルチタッチに対応します。
CPUはMediaTek Helio P60T、メモリーは4GB、ストレージは128GB eMMCです。本体背面に800万画素のAFカメラ、前面に200万画素カメラを備え、用途に応じて使い分けられます。
「世界第1位のパソコン販売実績を持つメーカーの製品。Androidタブレットの『Yoga』シリーズなどの実績があるので安心して使えます。本製品を導入している学校もあり、小学生が使うという家庭にもオススメです」(廣山さん)
Chromebook Detachable CM3は、キーボードを取り外してタブレットとして利用できる10.5インチのデタッチャブルタイプの2-in-1 PCです。キーボードとは別に、本体背面に取り付けられるスタンドも付属。このスタンドは縦置きと横置きの両方に対応します。CPUはMediaTek MT8183、メモリーは4GB、ストレージは128GB eMMC。本体背面に800万画素、本体前面に192万画素のカメラを搭載しています。
「ASUSはChromebookに最初に参入したメーカーです。Chromebookの知見が高く、信頼性は一番だと思います」(廣山さん)
ユーザーのレベルを問わず推奨できる
マウスとレノボのゲーミングPC
廣山さんはゲーミングノートPCとゲーミングデスクトップPCでも、それぞれ今回部門賞を獲得したマウスコンピューターの「G-Tune E5-165」と、レノボ・ジャパンの「Legion T750i」を推薦しています。
G-Tune E5-165は、画面サイズ15.6インチで、CPUにIntel Core i7-10870Hプロセッサーを搭載するゲーミングノートPC。NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPUによる高いグラフィック性能を誇り、ディスプレーにはリフレッシュレート165Hzのノングレア液晶を採用。メモリーは16GB(最大64GB)、SSDは高速かつ大容量の512GB(M.2 PCIe NVMe)。キーボードは4ゾーン/RGBのLEDバックライトとなっています。
「国内メーカー製のゲーミングノートPCとして最近大人気の製品です。拡張ベイが用意されていて、追加パーツも利用できるのが便利。国内サポートがあるので、ゲーミングパソコンが初めてというユーザーでも安心です」(廣山)
Legion T750iは、LEDライティングが内部を照らし、ガラスサイドパネル越しに眺められる“映え”のあるミドルタワー。標準で水冷CPUクーラーを搭載し、さらにフロントには大型ファンを3連で並べて内部の熱を逃がします。
CPUはIntel Core i9-11900K、Core i7-11700K、Core i9-10900K、Core i7-10700Kから選択可能。GPUはNVIDIA GeForce RTX 3080、RTX 3070、RTX 2080 SUPER、RTX 2070 SUPERから選べます。メモリーは16/32GB、ストレージは512GB SDD(M.2 PCIe VNMe)および2TB HDD。電源は650Wもしくは850Wとなっています。
「どうしても大きくなりがちなデスクトップ本体が、比較的小さく高性能にまとまっています。ゲーミングPCが初めての人から玄人ユーザーまで、いろいろな種類の性能から選ぶことができ、選択の幅の広さも魅力です」(廣山さん)
テレワークだけでなく運転中のハンズフリー通話にも使える
AfterShokzのヘッドセット
一方、情報機器担当の大藤さんはWi-Fiルーター部門からTP-Linkの「Archer AX4800」、テレワーク部門から、AfterShokzのBluetoothヘッドセット「OpenComm」、エレコムのWebカメラ「UCAM-CX80FBBK」、バッファローのWebカメラ「BSW300MBK」を、推し家電に選びました。
Archer AX4800はWi-Fi 6に対応し、5GHz帯が4324Mbps、2.4GHz帯が574Mbpsで、両帯域合計で4898MbpsのWi-Fi速度を実現した高速Wi-Fiルーターです。同時接続は最大80台を実現。ビームフォーミングや4T4Rに対応し、広範囲に電波を飛ばせます。
「広範囲に対応できて良コスパ。通信も快適です。外付けのストレージを購入することでNAS構築も可能です。アンテナは6本で安定した通信もできます」(大藤さん)
大藤さんの激オシは「OpenComm」です。DSPノイズキャンセリングブームマイクを搭載し、相手に届く自分の声のノイズも抑えてクリアな会話をサポートします。
大藤さんは激オシの理由について以下のように説明してくれました。「骨伝導式で耳をふさがず、相手の声と同時に周りの音が聞こえます。音漏れも少ないため、周囲が気になる方も安心。テレワークはもちろん、運転中のハンズフリー用にもオススメできます。バッテリーはカタログスペックで16時間と長く持つので、長時間利用でも余裕をもって利用できます。ランニングなどスポーツで使われる方は、軽量で防水防塵にも優れた、最上位モデル『AEROPEX』もオススメですよ」。
UCAM-CX80FBBKは、4K対応830万画素の高解像度で、国内メーカー製CMOSイメージセンサー搭載による高画質な映像が魅力のWebカメラです。
「発言者をクローズアップするオートズーム機能を搭載。DOL-HDR技術で明暗差の大きい映像も鮮やかに映します。発言中マークやノイズキャンセリングなど、価格に見合ったハイスペックさには圧巻です」(大藤さん)
BSW300MBKは、コストパフォーマンスに優れた200万画素Webカメラ。フルHD 1902×1080ドットの高解像度で最大30fpsの滑らかな撮影が可能です。盗撮を防止できるプライバシーシャッターも搭載しています。「基本性能がしっかり揃った良コスパ商品です。USB接続ですぐに使えるのが良い」(大藤さん)
大藤さんにベストバイ対象製品以外でのオススメを聞いたところ、生活家電の中から、掃き掃除も水拭きも1台でこなすロボロックのロボットクリーナー「S7+ S7P0204」を挙げてくれました。
「スマート自動ゴミ収集ドックを標準装備したモデルで、オートマッピング機能とスマホを用いて清掃箇所の進入禁止エリアや水拭き禁止エリアなどの詳細設定が可能です。掃除中の音も静か」(大藤さん)
大藤さんによれば、最近は家電製品だけでなく、電動ベッドやソファなどのインテリアを合わせて検討する来店客や、リフォームまで検討する人も増えているそうです。家電製品を買い替えるタイミングで、住まいの老朽化にも気がつく人が多いということでしょう。家電製品だけでなく、生活用品、家具、インテリア雑貨、リフォーム、不動産、家計相談まで一つの店舗で相談に応じる、ヤマダデンキらしい話が聞けました。
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