横幅約63mmの小型筐体、そして安価な価格で人気の楽天モバイルのオリジナル端末「Rakuten Hand」。ほぼ同じサイズを採用しつつ5Gに対応、国内で販売されている5Gスマホとして、「最もスリム」とうたう「Rakuten Hand 5G」が発売された。詳しい製品レビューは後日あらためてお届けするとして、今回は製品の外観中心にレポートする。
サイズ感は前モデルと基本的に同じで、防水に対応!
eSIM×2というこれまでにない仕様も
Rakuten Hand 5Gのサイズ/重量は約63×138×9.5mm/約134gと、前述のとおりにRakuten Handとほぼ同じ。スリムな分、バッテリー容量は2630mAhと限定的なので、その点は受け入れる必要がある。横幅と重量ではiPhone 13 miniを下回っており、両端のエッジ部も含めて握りやすさは間違いない。サブ端末としても魅力的だろう。進化点では防水への対応(前モデルは防滴止まり)。代わりにイヤホン端子はなくなった。
主なスペックは、5.1型有機EL(19:9、720×1520)、Snapdragon 480、4GBメモリー、128GBストレージ、6400万画素+200万画素(深度測位)カメラ(イン1600万画素)、2630mAhバッテリー、Android 11など。指紋センサーは画面内タイプで、顔認証にも対応。なお、SoCが400番台のスナドラということで、前モデルの「Snapdragon 720G」と比べて、性能面で大きく下回ると受け取る人もいるかもしれないが、Antutu 9のスコアは28万点台と近いレベルの性能を持っている。画面解像度がHD+ということもあり、実際に日常操作ではまず不満は生じないレベルだ。
ネットワーク面では、eSIM×2というこれまでにない構成だ。今回は1つに楽天モバイルのeSIM、もう1つにIIJmio「ギガプラン」のeSIMという組み合わせで試した。つまり後者はデータ通信のみだが、デュアルSIMでの利用はできた(他社VoLTEへの対応の有無は楽天モバイルのサイトにも記載はない)。なお、5Gは楽天モバイルのサブ6で用いる「n77」のみとなっている。
カラバリはホワイト、ブラック、クリムゾンレッドの3色。なお、価格は3万9800円と前モデルより大幅に高くなっているが、ここはキャンペーンなどを用いてお手頃に入手したいところだろう。
楽天モバイル「Rakuten Hand 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5.1型有機EL(19:9) |
画面解像度 | 720×1520 |
サイズ | 約63×138×9.5mm |
重量 | 約134g |
CPU | Snapdragon 480(オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 11 |
対応バンド | 5G NR:n77 LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 /26/28/38/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/19 |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約6400万画素+約200万画素(深度測位) イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 2630mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
SIM | eSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | ホワイト、ブラック、クリムゾンレッド |
発売時期 | 発売中 |
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