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メカニカルゲーミングキーボードの新顔はKailhの赤軸採用のスリムタイプ! 「XPG MAGE Gaming Keyboard」レビュー

2022年02月22日 11時00分更新

文● 鈴木雅暢 編集● ASCII
提供: エイデータテクノロジージャパン

 今回レビューする「XPG MAGE Gaming Keyboard」は、ADATAのゲーミングブランドXPGから登場した最新のゲーミングキーボードだ。Kailhの赤軸スイッチを採用したメカニカルキーボードで、XPG得意のアドレッサブルRGB(ARGB)イルミネーションも楽しめる。まずはじっくり仕様を見ていこう。

XPG MAGE Gaming Keyboardは本格派のゲーミングキーボードながら、実売価格は1万円を切るなど、お手頃価格も魅力の製品。ARGB LEDによるイルミネーションも楽しめる

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ゲーミングキーボードらしいスリムでシュッとしたスタイル

 ボディーは、スリムでシュッとしたイメージ。キーボードベゼル部はアルミニウムを採用し、「ガンメタルグレー」の塗装で質感高く仕上がっており、アドレッサブルRGBのLED演出もひときわ映える。

スリムな外観を持つゲーミングキーボード「XPG MAGE Gaming Keyboard」。テンキーを持つフルサイズながら、比較的狭いデスクでも収まりやすい

 具体的なサイズは、446×135.9×32.9mm、重量は約820gだ。フルサイズの104キーボードとしてはコンパクトにまとまっていて、特に奥行きが短く、家庭用のデスクでも窮屈に感じることはないだろう。

キーレイアウトは、英字配列として標準的な104キー

キーボードとの接続はUSB 2.0。本体側にType-Cポートがあり、PC側にType-Aで接続するType-C⇔Type-Aのケーブルが標準で付属している

 本製品にリストレストは付属していない。単体でもわずかな傾斜がついているほか、底部奥に高さ調整の脚があり、この脚を立てると水平に対して約15度の傾斜がつく。この状態だと机をリストレスト代わりに使えて、ちょうど良い傾斜と感じた。

 XPGはパーソナルスペース全体をカバーするラージサイズのゲームパッドもラインナップしているので、その上で脚を立てて使うと心地よさそうだ。

Kailh赤軸メカニカルスイッチを採用 打鍵音も比較的抑えられている

 キーボードのスイッチはメカニカル方式を採用している。一般的なキーボードは、メンブレン(薄膜)方式と呼ばれるシート型のスイッチで、キーキャップの下に接点がついた上下2枚のシートを敷き、キーキャップを押下すると上下シートが接触し、その部分の抵抗値から、押されたキーを判断するしくみだ。これに対し、メカニカルキーボードでは、キー1つ1つに独立した機械動作のスイッチ機構をもつため、レスポンスが高速で、正確に押されたキーを認識できる性能的な優位がある。

キーキャップはマットなブラック。指を置きやすいカーブがついている

 本製品はそのメカニカルの優位性を生かし、全キーの同時押しを正確に認識できる「Nキーロールオーバー」、同時押し時に押していないキーが反応することがない「100%アンチゴースト」を実現するなど、ゲーミングキーボードとしての基本をしっかり押さえている。

 メカニカルスイッチは、機械式機構ならではの押下感が得られるのもメリットだ。押下時のフィーリングの多くは、メカニカルスイッチによって決まるが、本製品はKailhブランド(Kaihua Electronics)のスイッチを採用している。Kailhのメカニカルスイッチもさまざまな種類があるが、本製品ではCherry MXの赤軸に近いノーマルな赤軸が採用されており、打鍵感もクセのない押下感。深めのストロークながらスコッと小気味よくスイッチが入り、比較的軽めのタッチでなめらかに入力することができる。

キースイッチはKailhの赤軸を採用。打鍵音も比較的低めで日本のユーザーにも人気のタイプだ

 打鍵音も抑えられているので、隣の部屋に打鍵音が響くようなことはないし、ゲーム配信などの際にも邪魔になりにくい。キーの耐久性は7000万回以上と不安もない。

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