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石川県の創業機運を狙う「第1回いしかわスタートアップステーション2021」開催

樹脂とデザイン 石川県の地域企業同士の共創が新ブランドを生む

2022年02月21日 09時00分更新

 石川県産業創出支援機構(ISICO)が主催し、起業をテーマとし、県内の支援機関が共同で、起業家、学生、企業、支援機関などが気軽に集える場を創出し、創業機運の更なる醸成を図るという目的で開催している「いしかわスタートアップステーション」。コロナ禍でしばらく開催を自粛していたが、2021年度初回の開催となる「第1回いしかわスタートアップステーション2021」が2021年9月16日に石川県地場産業振興センターで開催された。

 今回のイベントには、secca inc. 代表取締役の上町達也氏と、石川樹脂工業株式会社 専務取締役の石川勤氏が登壇するとともに、株式会社角川アスキー総合研究所ASCII STARTUPのガチ鈴木がモデレーターとして参加して、「新しい一歩への挑戦 ~オープンイノベーションの活用術~」の題でパネルディスカッションが行なわれた。

secca inc.代表取締役 上町達也氏

石川樹脂工業株式会社 専務取締役 石川勤氏

モデレーター ASCII STARTUP ガチ鈴木

 seccaは、アートピースやテーブルウェア、楽器などの企画、制作を手がける企業。また石川樹脂工業は、樹脂成形を主に手がける企業だ。両社が結びついたのは、石川樹脂工業が自社製品に力を入れたいと考えデザイナーを探している中、同じ県内の企業であるseccaに目がとまったことと、secca側も石川樹脂工業のものづくりに対する姿勢や樹脂に関して抱く課題やビジョンに共感したことがきっかけだったという。

 このseccaと石川樹脂工業が手を組んで生まれたテーブルウェアのブランドが「ARAS(エイラス)」だ。硝子入りトライタン樹脂というリサイクル可能な新素材を採用し、seccaがデザインを、石川樹脂工業が製造を担当して、樹脂製とは思えないほど上質なテーブルウェアを製作している。

seccaは、アートピースやテーブルウェア、楽器などの企画、制作を手がけている

石川樹脂工業は、漆器木地の製作からスタートし、現在は樹脂成形メーカーとして活躍している

seccaと石川樹脂工業が手を組み生まれたテーブルウェアブランド「ARAS(エイラス)」では、新素材の樹脂を利用した上質なテーブルウェアを製作している

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