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2022年1月19日~25日のtweetデータから注目「PC・スマホ・ネット」流行語を探し出す

今tweet数を跳ね上げる流行ネタは「仮想●●」!?

2022年02月02日 18時00分更新

せきゅラボ注目の「PC・スマホ・ネット」関連流行ワードをランキング形式で紹介!

動画配信サービスに注目が集まる

 いまTwitterで話題のホットな出来事・コンテンツが丸わかり!

 国内のエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、せきゅラボが注目する流行ワードをランキング形式で紹介します。今回は2022年1月19日から25日までのツイートデータから、「PC・スマホ・ネット」に関連する注目ワードを大公開!

せきゅラボ注目の「PC・スマホ・ネット」関連ワード 1/19~25
ワード tweet数
1 Netflix 13万521
2 Amazonプライム・ビデオ 5万3876
3 NFT 5万2013
4 ツイキャス 4万5923
5 ビットコイン 3万4524
6 Discord 2万9745
7 Steam 2万8877
8 VRChat 1万9162
9 メタバース 1万7356
10 4DX 1万7131

 1位は動画配信サービス「Netflix」。集計期間において、「Netflix」を含むツイート13万521件の約40%が1月13日から配信されているドラマ版「新聞記者」の話題。本作はNetflix国内視聴ランキング1位となるなど注目を集めており、ドラマの感想や実際の事件をモデルにしている内容に対しての意見などが多数投稿されています。

 

 2位も同じく動画配信サービスの「Amazonプライム・ビデオ」。同サービスにて配信中のアニメ『日常』を観た幼児の反応を綴ったツイートが拡散されているほか、1月21日に独占配信が始まった『ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス』も話題を集めています。

 3位の「NFT」は、メタバースでの不動産業を営む企業に関するツイートをはじめ、一般ユーザーからビジネス系インフルエンサー、企業公式まで、多くのアカウントが「NFT」に関するツイートを投稿しています。

 4位は「ツイキャス」。人気アイドルグループ・すとぷりが1月23日に実施した配信が話題に。この日はメンバー6人全員集まっての生配信となり、反響が大きかった模様です。

 5位には「ビットコイン」がランクイン。ビットコインを含む暗号資産の暴落に関するツイートが目立ちます。また、ビットコイン詐欺系と思わしきサイトで紹介されている日本人成功者の画像が疑わしいというツイートも話題です。

 6位はゲーマー御用達のボイスチャット「Discord」。数多のゲーム実況者や動画配信者がメンバーや参加者への告知ツイートを投稿していますが、今回はDiscordサーバーを作成したVTuberの鴉紋ゆうくさんがメンバーを募集するツイートの拡散が目立ちました。

 7位はゲーム配信プラットフォーム「Steam」。カードゲーム『遊戯王』がオンラインで遊べるデジタルカードゲーム『遊戯王 マスターデュエル』として1月19日にリリースされ、5日後の1月24日にSteamでの同時接続数が26万人を突破したことが話題に。

 8位はソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」。VRクリエイターのBUSSANさんが女性アバターを利用したことで「セクハラされる女性の気持ちがわかった」という内容のツイートが拡散されています。また、1月22日に日本テレビ系列で放送された『マツコ会議』にて「VRChat」が紹介されたことも話題となっています。

 9位の「メタバース」は、3位でも紹介したメタバースでの不動産業を営む企業に関するツイートや、メタバース関連で米中に遅れをとっている日本に苦言を呈すツイートが拡散されています。

 そして10位は「4DX」。映画『劇場版 呪術廻戦 0』が、2月5日より全国のMX4D、4DXで上映されると発表されたことで話題となりました。

詐欺はあなたのすぐそばに

 NFT、ビットコイン、VRChat、メタバースと「仮想●●」がTwitterに新鮮な話題を提供した1週間でした。

 さて、5位はビットコイン詐欺系と思わしきサイトの話題がtweet数を上積みしたかたちですが、当該サイトの真偽はともかく、いわゆる仮想通貨詐欺が注目を集めていることは確かです。とはいえ、目新しいわけではなく、「今この投資信託に預ければ、数年後には10倍に……」といった甘い言葉で騙し、お金を受け取って行方をくらます手口の亜種と言えるでしょう。

 いずれにせよ、不特定多数に上手い話を持ち掛けること自体が怪しいのです。もちろん、いきなり人気商品の安売りや懸賞当選をうたうメールやメッセージも無視が一番です。

たまに役立つセキュリティ豆知識

Q:「当選詐欺/懸賞詐欺/抽選販売詐欺」ってなに?

A:いずれもフィッシング詐欺の一種。「おめでとうございます!」というような文言で始まるメッセージが届いたら、まずは「当選詐欺」を疑うべきだ。たとえば「スマホを100円で購入できる権利が当たりました」という内容のメールを信じ、誘導されたサイトでクレジットカード情報を含む個人情報を入力させられ、まんまと窃取されてしまうというケースが報告されている。

 また、「誰でも当たるチャンスがある!」というような懸賞サイトに登録後に、やはり当選の通知がきて個人情報を盗まれたり、商品が勝手に送りつけられて料金の支払いを迫られたりするような「懸賞詐欺」も存在する。さらには購入に抽選が必要な人気のゲーム機の抽選購入に応募したあとに送られてきた当選メールを信じてしまう「抽選販売詐欺」もある。

 場合によっては「●千万円が当たりました、つきましては振り込みのための手数料を……」という文言で、現金を振り込ませたり電子マネーを購入させたりといった手口も存在する。当選メールについては、身に覚えがあってもなくてもまずは疑って真偽を確認するベきだ。

※ご紹介しているデータは、角川アスキー総合研究所が提供中の「Twitter解析サービス」を基にした内容です。本サービスでは、Twitter社と公式に契約して取得したエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、独自の辞書データベースを活用して、高い精度で目的のツイートを抽出・分析することが可能です。当社とNTTデータ、東京大学喜連川研究室による独自の解析システムを用いて、ポジティブ・ネガティブの判定、性別や年代の推計もご提供できます。ご興味・ご関心をお持ちの方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
ascii-rm@lab-kadokawa.com

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