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新顔のスマートリモコン「Nature Remo mini 2」で家中の家電をスマホでオンオフするワザ

2022年01月31日 10時00分更新

アレクサと連携させれば音声での操作も可能

 スマートスピーカーを使っているなら、「Nature Remo」と連携させることもできる。今回は手持ちの「Echo Dot」を連携させるので、「設定」から「Amazon Alexa」をタップ。画面の指示に従ってリンクさせればいい。

 これで、「アレクサ、2階エアコンを消して」や「アレクサ、テレビを点けて」で操作できるようになる。もはやリモコンどころかスマホさえ操作しなくていいのは驚き。これは皆さんにも体験してほしい。

「設定」から「Amazon Alexa」をタップする

「リンクする」をタップして連携させる

連携が完了すれば、音声での操作が可能

一括操作の「シーン」や
条件指定の「オートメーション」も便利

 朝起きたときに、必要な家電をまとめてオンにしたいとか、家を出るときにすべてのエアコンをオフにしたい、ことがあるだろう。もちろん、ぽちぽちと「Nature Remo」を操作してもいいのだが、「シーン」を使うともっと楽になる。

 「コントロール」タブの「+」をタップし、「シーンを追加」をタップ。「家電操作の追加」をタップし、まとめて操作したい項目を追加しておけばいい。例えば、エアコン2台を登録し、「まとめてオフ」と名前を付けておけば、1タップで両方のエアコンをオフにできる。

 前述のスマートスピーカーと連携していれば、「アレクサ、まとめてオフを点けて」でOKだ。

「コントロール」タブで「シーンを追加」をタップする

「家電操作の追加」をタップする

家電ごとに操作を設定し「保存」をタップする

2台のエアコンをオフにする設定を作り、「まとめてオフ」と名前を付けた

 「オートメーションタブ」では条件を指定して、リモコン操作ができる。「位置」では、特定の場所から指定の半径内に、外から入ってきたとき(到着)や出ていくとき(出発)を条件に指定できる。有効にする時間や曜日を設定することも可能。

 たとえば、外出先から帰宅する際、最寄りの駅に到着したタイミングでエアコンを付けておくといったことができる。もちろん、出勤時にエアコンを消す設定でもいい。犬の散歩で動作しないように、出勤時間だけ有効にしておくといったこともできる。

 「日時」を指定すれば、指定の曜日の指定の時刻に家電を操作できる。「Nature Remo mini 2」は温度センサーも搭載しているので「温度」をトリガーにすることも可能。犬が留守番しているなら、指定の温度を超えたときにエアコンを自動でオンにできる。

オートメーションでトリガーと家電操作を登録する

GPS機能を利用して帰宅や出勤時に自動操作ができる

温度をトリガーにしてペットを見守ることも可能

 赤外線リモコンの性質上、必ずしも想定通りの動作にならないことがある。テレビのリモコンなどは電源ボタンを押すごとにオンとオフが切り替わるためだ。遠隔地から操作する場合など、確実にオフにしたいなら、まずは確実にオンにさせればいい。

 起動直後にリモコンの信号を受信しないタイプのテレビなら、「シーン」機能を利用できる。電源ボタンを2連続で押す「シーン」を実行すると、テレビが付いているならオフになってオンになる。テレビが消えているなら、オンになるが直後の操作は受付けないのでオフにならない。その後、時間が経ってからオフにすれば確実だ。

 基本的には普通に動作するので、とても便利になることは間違いない。ただのシンプルな家電が「Nature Remo mini 2」を使うことで、IoTデバイスとして活用できるのはありがたい。家中の赤外線リモコンを登録して、擬似的スマートハウスにしてみてはいかがだろうか。

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筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

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