「食事」要素が大きなウェイトを占めるダンジョン探索RPG
石でも虫でも喰らってやる!“異食”のサバイバルRPG『屍喰らいの冒険メシ』は予想以上に硬派なゲーム
2022年01月28日 13時00分更新
意識することが多く、気が抜けない硬派なシステム【探索パート紹介】
ダンジョン探索は3Dでランダム生成されるマップを、自由に歩き回って行なう。1階層ごとに敵を倒しつつ採取や宝箱回収を行ない、階段(青いポータル)を見つけて次の階層へと移動するのが大まかな流れだ。
敵のシンボルに当たるとシームレスに戦闘へシフトするので、テンポが非常にいいのは◎。敵の背後や横から攻撃すると命中率が上がるのはSRPGでお馴染みのシステムだ。
基本は(カロリーがもったいないので)通常攻撃で戦うことが多かったが、ここぞという場面ではスキルを使うことも。複数の敵を攻撃可能な剣士の技「アキレス」や、仲間を回復する「ヒール」などは重宝する。
時間を気にしながら敵の所在を把握しつつ素材を採取して、カロリーや水分も適時補給するという、けっこう探索パートでは考えること、意識すべきことが多い印象だ。
ときにはモンスターフロア(仮称)に行き着き、大量の敵に囲まれるなんて場面も。倒した敵を「屍喰らい」で捕食すると、“その戦闘に限り”強力なバフ効果が発動するので、素材が取れなくなるデメリットを押してでも喰らう選択肢を視野に入れておきたい
なお、倒された仲間を調べると、その遺志を継ぐ形で残った仲間(調べたキャラクター)に大量の経験値が入る。ところどころにある祭壇で、戦闘勝利時に手に入る「魔石」を消費すれば復活は可能だ。ただ、2回目以降はべらぼうな魔石数が求められるので、なるべく仲間を倒されないよう立ち回りたい。
主人公(最初の1人)が倒されるとゲームオーバーで拠点に戻され、Lv1になり、アイテム(装備以外)は全ロストとなる。10階層のボスを倒すと11階層から挑戦可能になるが、基礎ステータスが上がっていないと再挑戦しても即全滅する羽目になるので注意。
あらゆる食材を糧にキャラクターを強化!【冒険メシ紹介】
ダンジョン探索で消費した“カロリー”と“水分”を補給するのが、階層移動時に選べる休憩パート。敵が強い時間帯の夜を避けて朝まで休んだり、食材を調理して料理を食べたりする。
冒険中に得た食材をチェックして……と。さぁ、ここから序盤に作れるさまざまな「冒険メシ」たちを紹介していこう。
本作の調理システムは、任意に選択できる食材の組みあわせ(最大5つ、重複可)と、所持している調理道具に応じて開放される調理方法(例:フライパンで“焼く”、鍋で“煮る”など)で決まる仕組みとなっている。
料理を食べることで、カロリーと水分の補給だけでなくキャラクターのステータスを強化したり、さまざまな特殊効果を得られる。これは、主人公の死亡またはリタイアで拠点に戻るまで継続する。
ここまでは“まともな”料理。ここからが本作が“異食”と呼ばれる理由となる料理たちだ。
もちろんこれらはまだ序盤で作れる料理の一部であり、見た目も比較的まともなものばかり。人類が生理的に受け付けない虫の代表格である「黒光りする何か」も食材となる(しかも効果がやたらよい)。
また、本作はそうしたゲテモノを食べるのもだいご味の一つだが、やはり純粋にハクスラダンジョンRPGとして楽しみたい人もいるだろう。そんな人にはオプションで「表現規制」をかけることで、ゲテモノ食材&料理については見た目が隠される仕組みが用意されている。
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