あまた株式会社は、Meta Quest/Meta Quest 2用VRアクションアドベンチャー『オノゴロ物語~The Tale of Onogoro~』を2022年2022年3月18日(金)に全世界同時リリースします。予定価格は2990円(税込)。本作は、世界各国で多くの賞を受賞したVR脱出アドベンチャーゲーム「Last Labyrinth」の開発チームの完全最新作。
舞台は平行世界の大正時代。気の力と蒸気機関が融合した「和風伝奇スチームパンク」という世界観で、プレイヤーは巫女の少女と世界を救う冒険に挑みます。今回は本作の注目ポイントと、序盤を実際にプレイしたファーストインプレッションをお届けいたします。
身体の一部を奪われた巫女・ハルと共に
オノゴロ島を大災厄から救え
プレイヤーはVRゲーマー。いつものように新作VRゲームを遊ぶためにVRヘッドセットをかぶると、ノイズが走り、奇妙な懐かしさを感じさせる不可思議な世界「オノゴロ島」に接続されます。そして目の前には「ハル」と名乗る少女が佇んでいました。
実は、オノゴロ島は気の力と蒸気機関が普及した大正時代の日本とよく似た平行世界。オノゴロ島では巨大生物である「カミ」が定期的に顕現して暴れており、命を賭してカミを鎮める神職が人々の生活を守っていました。
少女・ハルは、日本随一と目される大神官の祭主である巫女。しかし、オノゴロ島で起こった「カミ」の騒乱の首謀者「アラキダ・マサタケ」に囚われてしまい、身体の一部を奪われ、要石に封印され、社に閉じ込められていたのです。
ハルが最後に残ったわずかな霊力を振り絞り、救いを求めて召喚したのがプレイヤー。こうしてプレイヤーはオノゴロ島を大災厄から救うため、カミを鎮め、アラキダマサタケの野望を食い止めるため、ハルとともに冒険に出ることになります。
陰陽銃を駆使してフィールドの謎を解こう!
最後には「カミ」との戦いが待っている
本作はパズル要素が組み込まれたアクションアドベンチャーゲーム。巫女のハルは要石に鎖で拘束されているので、自由に移動できません。そこで利用するのが、気の力を扱う蒸気仕掛けの神具「陰陽銃」。陰陽銃で要石を狙って引き金を引き、そのまま腕を動かすとハルを運ぶことができるのです。
フィールドには多数の謎が仕掛けられていますが、ハルにしか操作できないものと、プレイヤーにしか操作できないものがあります。つまりハルを陰陽銃で運びつつ、ふたりで協力してフィールド上の謎を解き、ゲームを進めていくわけです。
基本的にゲームは陰陽銃を使ってフィールドの謎を解いて進めていきますが、その途中で、鬼道の呪法により錬成された式神「眷属」が登場します。そしてフィールドの最後には超自然の力を振るう「カミ」が待ち受けています。
ハルとプレイヤーはひとつの命を共有しています。ハルを眷属やカミの攻撃から守りつつ、陰陽銃から放つ「気の力」で眷属やカミを鎮めなければならないわけです。
実際にプレイしてみた感想は?
今回、ゲーム冒頭のChapter1を実際にプレイしてみましたが、とにかくヒロインの巫女・ハルの設定が秀逸ですね。身体の一部を奪われているという境遇から庇護欲をそそられまくり。ゲーム開始数分後には元の身体に戻してあげようと決意すること必至です。
キャラクターデザインもまさに無垢な巫女を体現しており、ゲーム進行上の演出で距離が近くなったときには、年齢関係なくドキッとします。
肝心のパズルゲーム、アクションゲームはVRゲームならではの演出が施されており、全方向を見渡し、自由に動き回ることで、フィールドの謎、戦闘勝利の鍵が見つかります。
フィールド最後のカミとの戦いは、とにかく最初はカミの巨大さに圧倒され、勝てるわけないじゃんと腰が引けますが、数回チャレンジすればなんとか倒せる絶妙な難易度。その達成感もひとしおですよ。
身体の一部を奪われてもなお、世界を救おうとする健気なハルを助けてあげたいと思わない人なんていないですよね? アナタのMeta Quest、Meta Quest 2の中にもハルが助けを待っているので、購入ボタンに向かってトリガーをクイッと絞って、彼女の召喚に応えることを強くオススメします。
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