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WQHDでも平均ほぼ60fps!『真・三國無双8 Empires』を「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6700 XT」で遊んでみた

■ゲームタイトル:『真・三國無双8 Empires』
■開発・販売元:コーエーテクモゲームス
■価格情報:7480円
■公式サイト: https://www.gamecity.ne.jp/smusou8e/

一騎当千の爽快アクションと
緻密な国取りシミュレーションのふたつの要素を楽しめる

 コーエーテクモゲームスは、三国志の世界を舞台にした歴史アクション&シミュレーションゲーム『真・三國無双8 Empires』を2021年12月23日に発売した。対応プラットフォームはPlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、Xbox Series X|S、そしてSteam。PC版のシステム要件は以下のとおり。

システム要件 最低 推奨
CPU インテル「Core i5-4460」(4コア/4スレッド、最大3.4GHz)以上 AMD「Ryzen 5 2600」(6コア /12スレッド、最大3.9GHz)/インテル「Core i7-3770」(4コア/8スレッド、最大3.9GHz)以上
グラフィック AMD「Radeon R7 370」(4GB)/NVIDIA「GeForce GTX 760」(2GB)以上 AMD「Radeon RX 5600 XT」(6GB)/NVIDIA「GeForce GTX 1660」(6GB)以上
メモリー 6GB 8GB
ストレージ 50GB利用可能
DirectX Version 11
サウンドカード 16bit5.1chサラウンド48KHzWAVE形式が再生可能なもの
OS Windows 8.1/10(64ビット)

 本作は「真・三國無双」シリーズならではの一騎当千の爽快アクションと、緻密な国取りシミュレーションのふたつの要素を楽しめる「Empires」シリーズ最新作。「黄巾の乱」や「赤壁の戦い」など多彩なシナリオが用意されているが、大陸全土を統一するための攻略方法はプレイヤーの自由。

 さまざまなプレイスタイルで、自分だけの「三国志」の歴史を作り上げられる。まずは本作の「攻城戦」と「政略システム」から解説していこう。

『真・三國無双8』に登場した無双武将94名が全員参戦。本作では「Empires」シリーズならではのドラマチックな歴史物語が描かれる

アクションパートは城を奪い合う「攻城戦」へ進化
敵本陣の陥落を目指そう

 本作のアクションパートは、城周辺エリアを戦場として城を奪い合う「攻城戦」へと進化。自キャラクター単独で戦いつつも、戦場全体の戦況に目を配り、苦戦している武将の応援に駆けつけたり、敵の作戦行動を阻み、最終的に敵本陣の陥落を目指すことになる。「攻城戦」には、敵総大将の撃破を目指す「侵攻戦」と、味方総大将と本陣の防衛が目的の「防衛戦」が存在する。

単独での戦いはとにかく爽快。多くの敵を蹴散らす「無双」ならではの爽快なアクションが堪能できる

苦戦している武将を放置していると、そこから一気に戦局が不利になることも。味方と敵全体の動きを把握し、大局的な行動も同時にこなす必要がある

 今作で新たに追加された戦闘の新要素が「作戦秘計」。戦闘前に選択した「作戦秘計」が戦闘中にミッション形式で発生し、その成功条件を満たすと戦闘を有利に進められるのだ。作戦秘計には「拠点の制圧」、「伝令兵の撃破」、「工作兵の護衛」などさまざまなものが用意されている。

 なお、敵も「作戦秘計」を同じように実行するので注意。自軍の「作戦秘計」を成功に導き、敵軍の「作戦秘計」をくじくことが、指揮官の基本方針となる。

実行する「作戦秘計」は戦闘前にあらかじめ準備する

「作戦秘計」は敵軍も実行する。拠点確保よりも優先して、電光石火で阻止する必要がある

地位に応じて政略コマンドは変化
本作で最も重要なのはなんといっても「人材」だ

 本作のもうひとつの醍醐味である「政略システム」では、半年ごとに評定で勢力方針を決定し、その後「内政」、「人事」、「外交」、「軍事」などの政略コマンドを実行していく。武将には「君主」、「軍師・大将軍」、「将軍・一般」、「在野」などの地位があり、地位に応じて実行できる政略コマンドは変化する。

半年ごとに勢力方針に応じて重要度を振り分ける。配下の武将はその方針に従って、「内政」、「人事」、「外交」、「軍事」を実行する

政略コマンドには「内政」、「人事」、「外交」、「軍事」、「戦闘」、「散策」、「購入」、「休養」などが用意されている

 本作で最も重要なのは「人材」。政略コマンドの「散策」では、味方武将や在野武将と交流可能で、在野武将の友好度を上げると「登用」、「勧誘」、「推挙」が成功しやすくなる。友好度を上げておくと武将が自勢力から離脱しにくくなるし、友好度「S」の異性武将からは告白されることもある。積極的に友好度を上げておこう。

レベルのあとに表示されているアルファベットが友好度。手放したくない武将はこまめな交流で友好度を上げておこう

在野武将を登用する際には、まず「交流」で友好度を上げておき、その後「登用」を実行しよう

本作の魅力はアクションパートと
シミュレーションパートの絶妙なバランス

 本作のキモとなる部分はシミュレーションパート。いかにして自国を強化していくか、どのように武将を配置するか、外交により戦力をどこに集中するかなどなど、君主としての構想力がプレイヤーに問われる。大陸統一の道は一進一退で険しいが、そのぶん自分の色で大陸の地図が塗り替えられていくのを見るのはなんとも言えない喜びだ。

ゲーム序盤は兵力が限られている。同盟を結びつつ、最大戦力を集中させるのが勝利の鍵だ

 アクションパートの「侵攻戦」、「防衛戦」のどちらでも重要になってくるのが、前述の「作戦秘計」。拠点を確保していくことも大事だが、「作戦秘計」の成否は戦局全体を大きく左右する。無双ならではの爽快感に酔いつつも、つねに冷静に「作戦秘計」の動向には注意を払おう。単独での戦いと、戦場全体の戦いを両立させたときには、自分ひとりで世界をコントロールしているかのような、現実ではなかなか味わえない快楽に浸れるぞ。

「作戦秘計」の「斬雹招来」は、妖術兵長の祈祷を成功させ、戦場全体の敵へダメージを与える雹を発生させる

 アクションパート、シミュレーションパートともにやや複雑に見えるが、実際にプレイしてみると意外とカジュアルにプレイできる。従来の三国志シリーズを未プレイの方にこそ、ぜひチャレンジしてみてほしいタイトルだ。

「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6700 XT」環境での快適度は?

CPUに「Ryzen 7 5700G」、GPUにミドルレンジクラスの「TUF-RX6700XT-O12G-GAMING」を用意し、フレームレートを検証している

 最後に『真・三國無双8 Empires』がAMDプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテストに用意したCPUは「Ryzen 7 5700G」(8コア16スレッド、3.80~4.60GHz)、GPUは「Radeon RX 6700 XT」(12GB GDDR6)だ。

 グラフィック設定はデフォルトのままで、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)解像度のそれぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。

 今回は8コア16スレッドCPU「Ryzen 7 5700G」とミドルレンジGPU「Radeon RX 6700 XT」を組み合わせているが、平均フレームレートはフルHDで59.9fps、WQHDで59.9fps、4Kで39.5fpsとなった。

 グラフィック設定にフレームレートの項目がなく、上限が60fpsに設定されているため、フルHDとWQHD解像度で数値に誤差以上の差がでなかったわけだ。4K解像度では高精細な映像を楽しめるが、さすがに平均39.5fpsではコマ落ちを感じる。今回の環境で『真・三國無双8 Empires』をプレイするのなら、WQHD解像度がオススメだ。

【ゲーム情報】

タイトル:『真・三國無双8 Empires』
ジャンル:タクティカルアクション
販売:コーエーテクモゲームス
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)
※Xbox Series X|S、Xbox OneおよびPC(Steam)はダウンロード版のみの販売となります。
発売日:発売中(2021年12月23日)
価格:
 通常版:7480円(パッケージ版/ダウンロード版)
 20周年記念BOX:1万6280円(パッケージ版)
 Deluxe Edition:1万3750円(ダウンロード版)
 シーズンパス:5720円(ダウンロード版)
プレイ人数:1人
CERO:B(12歳以上対象)

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