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ロードレース元世界王者もお墨付きのミシュラン新タイヤ「Road 6」が発表

2022年01月10日 14時00分更新

元世界王者が語るロード 6の特性

 正常進化したロード 6は、前モデルのロード 5より上位モデルなのかと言えば少し違うようだ。実際に試乗をお願いした元世界GPチャンピオンの原田哲也氏はこう語る。「ロード 6はロード 5に比べタイヤ自体の持ちが、大きく変わっています。おそらく乗り出せばすぐに分かると思いますが、ロード 5はどちらかと言えばシットリした乗り心地。ライダーからの入力に対して、優しく安心感のあるキャラクター。対して、新発売のロード 6は安心感もありますが、ロード 5よりクイックで反応が良い、よりスポーティーなモデルになっています。とは言え、ツーリングモデルであることに違いはないので、ビギナーから上級者まで安心して乗れるロードタイヤです」。

元世界GP王者の原田哲也氏

 サーキットユースに対しては、「ミシュランにはパワーGPと言うタイヤがありますから、このモデルはスポーツ走行を楽しむ程度までにしておきたいですね」とコメントしてくれた。

 ロード 6の対応モデルはスーパースポーツからツアラー、はてはアドベンチャーモデルまで多岐に渡る。もちろんすべてのモデルで使用しても不満はないのだろう。しかし、あえて向き不向きを聞いてみると原田氏は「個人的には重いモデルに、より向いていると思います。重いものは軽くなりませんが、ロード 6の方が重さを軽減できると思います。もちろんスポーツモデルに装着して、より軽快にライディングしたい方にも勧められます」と話してくれた。

 最後に乗った感想を聞いてみると「正直に言うとロード 5が出た時に、もうこれ以上のタイヤはいらないんじゃないかと思ってました。でもロード 6で走ってみると、自分の行きたい方向に勝手に行ってくれる感じなんです。切り返しでもモタつく感じは一切ありません。ウェット路面でもABSが効くまでブレーキかけても、問題ありませんでした。もちろん一般道でのウェット路面は、注意が必要です。それでも安心感は今までのタイヤよりあると確信しています。そもそもロード 5が、レベルの高いタイヤです。その正常進化版ですから、安心して乗れるタイヤだと思います」とまとめてくれた。

 これからバイクタイヤの新調を考えている方には、新たな選択肢としてオススメできるタイヤであることに間違いなさそうだ。

■筆者紹介───折原弘之

 1963年1月1日生まれ。埼玉県出身。東京写真学校入学後、オートバイ雑誌「プレイライダー」にアルバイトとして勤務。全日本モトクロス、ロードレースを中心に活動。1983年に「グランプリイラストレイテッド」誌にスタッフフォトグラファーとして参加。同誌の創設者である坪内氏に師事。89年に独立。フリーランスとして、MotoGP、F1GPを撮影。2012年より日本でレース撮影を開始する。

■写真集
3444 片山右京写真集
快速のクロニクル
7人のF1フォトグラファー

■写真展
The Eddge (F1、MotoGP写真展)Canonサロン
Winter Heat (W杯スキー写真展)エスパスタグホイヤー
Emotions(F1写真展)Canonサロン

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