新モンスターGPU「GeForce RTX 3090Ti」やエントリー向け「RTX 3050」が発表されたNVIDAオンラインイベントまとめ
2022年1月5日午前1時、NVIDIAはオンラインイベント「NVIDIA CES 2022 Special Address」をYouTubeやTwitch上で開催した。最新GPUテクノロジー(特にHPC分野)をお披露目するGTC(Game Technology Conference)と異なり、CESはよりエンドユーザー寄りの発表が主体となる。今回のイベントで筆者が気になったポイントをいくつか紹介しよう。
迷えるGTXユーザーの救世主となるか?
「GeForce RTX 3050」は1月27日発売
今回の発表の一番の目玉は、Ampere世代のエントリーGPU「GeForce RTX 3050」の発表だろう。軽めのゲームなら、GTX 1050や1050 Tiクラスであれば60fpsでプレイできたが、さすがに最新のAAAタイトルでは60fpsを大きく下回ってしまう。GTX 16シリーズの更新が止まってしまった今、RTX 3060より安いソリューションが求められていたが、ようやくここに来てRTX 3050という形で具現化したわけだ。
RTX 3050はCUDAコア2560基、ブーストクロックは1.78GHz。VRAMとしてGDDR6メモリー8GBを搭載し、TGP(Total Graphics Power)は130W、補助電源は8ピン1系統(電源ユニットは550W以上を推奨)というスペックとなる。
発売は1月27日、北米予想価格249ドル(以上)とのことだが、ちょうどタイミングを同じくして登場したAMDのRadeon RX 6500 XTが199ドルなので価格的にはだいぶ不利だ。だが、AmpereベースなのでDLSSやReflexなど、ゲームで多くのメリットをもたらしてくれる技術が比較的安価で手に入るというメリットがある。NVENCやNVDECといった動画系機能についても、既存のRTX 30シリーズ共通の仕様となっている。
まさに狂気!新フラッグシップ
「GeForce RTX 3090 Ti」もチラ見せ
今回の発表では、ルーマー系サイトを中心に噂されていた既存のGPUの隙間を埋めるモデル、例えば「RTX 3080のVRAM増量版」や「RTX 3070 TiのVRAM増量版」の発表はなかった。だがJeff Fisher氏はセッションの最後にとんでもない“モンスターGPU”を出してきた。それが「GeForce RTX 3090 Ti」だ。
詳細なスペックは明らかにされていないが、演算性能(40 Shader TFLOPS/ 78 RT TFLOPS/ 320 Tensor TFLOPS)を見るかぎり、RTX 3090より13%前後のパフォーマンス向上が施されたもの、と推察できる。詳細は1月終盤に、とのことなので、より速いGPUを搭載して内なる安寧を得たい人はもう少し待ちたい。
モバイル向けGPUにはRTX 3080 TiとRTX 3070 Tiが追加
Max-QもGen4へ!
デスクトップ用のRTX 3080 TiやRTX 3070 Ti(のマイナーチェンジ版)は来なかったが、ノートPC向けGeForceには新たにRTX 3080 TiとRTX 3070 Tiが追加された。これはもちろんゲーマーにとって嬉しいニュースではあるが、今回NVIDIAはクリエイター向けのアピールに絞って発表した。
期待のRTX 4000シリーズの発表はなし
このほか、NVIDIAはゲーマー向けのWQHD 360Hz G-Sync液晶ディスプレーや「Omniverse」のダウンロード開始(個人利用なら無償)、さらにAIを利用したお絵かきアプリ「NVIDIA CANVAS」の新バージョン投入などを発表したが、残念ながら期待されていたRTX 4000シリーズやマルチダイGPUなどのアナウンスはなかった。ただ、RTX 3050や3090 Tiは色々な意味で面白そうな製品であることは間違いない。
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