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動画配信やSNS利用でおうち時間も充実!

コロナ禍のママ事情~学校・園との連絡、6割がデジタル化

2022年01月11日 09時00分更新

ママのLINE利用率は91%

 コロナ禍が続くが、アプリやサービスの利用にはどのような影響があったのだろうか。インタースペースの「ママが使っているアプリ・ネットサービスランキング2021」(2021年12月)を見てみよう。

 ママが使っているアプリ・ネットサービスは8年連続で「LINE」が1位となり、利用率は91%となった。おうち時間を充実させるサービスは、2020年に続いて「YouTube」などの動画が人気であり、利用率は10%増えて70%に増加。

 そのほか「Amazonプライムビデオ」が33%、「Twitter」「Instagram」なども増加傾向にある。コロナ禍でおうち時間が増えたことの影響と考えられ、動画視聴やSNSコミュニケーションが生活にすっかり根付いたこともわかる。

ママにとってLINEはインフラ同然

学校・園への連絡の6割はデジタル化!

 子どもが園や学校に通っているママたちに「お子さんの幼稚園や保育園・学校の欠席連絡はアプリやWebサービスなどデジタル化されているか」と聞いたところ、57%と約6割がアプリやWebサービスなどを利用することでデジタル化されていることがわかった。

 57%のうち、コロナ禍以前からアプリ・ネットサービスを導入・利用していた割合は31.4%、コロナ禍を機に2020年~2021年から導入・利用を開始したのは26.2%。コロナ禍で園や学校への連絡もデジタル化が促進され、アプリ・ネットサービスで欠席連絡ができるようになったことがわかる。

 日常の連絡は、多くの人が当たり前にアプリやネットサービスを利用している。一方で学校や園はアナログなままで、「欠席連絡も連絡帳をお友達に持って行ってもらわなければならない」といったケースも少なくなく、不満を抱いていた人も多かったのではないか。しかしそのような園や学校にも変化が訪れつつあるのだ。

 アンケート回答をGoogleフォームなどで済ませたり、欠席連絡がアプリでできるだけでも、保護者も教員も手間が省け、助かるという人は多いだろう。コロナ禍は困ったことが多いが、反面、デジタル化の促進にもつながっているのだ。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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