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週替わりギークス ― 第227回

Z世代のマネジメント。一体どうしたら?-倶楽部情報局

2021年12月31日 18時00分更新

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「Z世代のマネジメント。一体どうしたら?」を紹介します。


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日々働いていると感じる、誰かにちょっと聞いてほしい、でも人には言いづらい仕事のお悩み。そんなお悩みを、一緒に考えます。

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Z世代のマネジメントでお悩み

 ASCII読者の皆さん、こんにちは!正能茉優です。
 今月も、パーソルキャリアの新規事業企画、ハピキラFACTORYの代表、そして慶應義塾大学大学院の特任助教と、3つのお仕事をしています。

 さて、この連載「お仕事悩み、一緒に考えます。」では、今月も、読者の皆さまからいただいたお仕事に関するお悩みについて、一緒に考えていきます。

 今月のテーマは、Z世代のマネジメント。
 年齢が近くありながらも、自分とは全く異なる感覚を持つ部下に戸惑う29歳の男性から、お便りをいただきました。

「若者」とくくられるけれど……

 正能さん、はじめまして。
 私は今、関西のまあまあ大きな会社で働く29歳です。社会人歴は、おそらく正能さんと同じか、自分の方がちょっと短いくらいだと思います。

 実は最近昇進をして、部下の数が増えたのですが、その部下とのやりとりに頭をかかえる毎日です。

 というのも、精神的に少し弱いというか、センシティブというか。

 少し負荷がかかるような仕事をお願いすると、その負荷をうまく自分で消化できずに、本人がモヤモヤしたり、それだけならまだしも、その思いをチームメンバーにぶつけてしまうような若手が何人かいます。

 そういったことを避けるために、腫れ物に触るようなコミュニケーションを取ってきてしまいましたが、それも本質的には望ましい形ではないと思いますし、でも、自分の価値観を押し付けるのも違うとわかってもいます。

 とはいえ、チームとしてやるべき仕事は決まっていて、その一部を部下に渡したり一緒にやったりしないとチームが回らないのも事実。

 このような状況下で、若手メンバーに対して、私は何に気をつけてコミュニケーションを取るのが良いのでしょうか?

 自分は他のマネージャー陣に比べると年が近いからこそ、わかり合える部分もあるのではないかと考えていましたが、正直、挫折気味です。

 正能さんはどのように、自分より年下の若者たちと接していますか?もし気をつけていることがあれば、教えてもらいたいです。
(ヒロミさん・29歳・企画職)

60歳の大先輩とコミュニケーションを取るくらいの心構えで

 ヒロミさん、はじめまして。
 ついこの間までは私も、「先輩に面倒を見てもらう若者」だったのが、いつの間にやら「後輩の面倒を見る若者」になり、後輩たちとのコミュニケーションにあたふたする毎日です。

 40〜50代の先輩方から見ると、25歳も30歳も同じ「若者」と思われがちですが、私たち30歳前後の世代と、その下の世代では、仕事に対する価値観・感覚に大きな違いがありますよね。わかります。

 とはいえ、世代間にも個人間にも「違い」なんてあって当たり前。
 なのに、どうして私たちはこの違いをスッと受け入れられないのだろうと考えたとき、「歳が近いし、きっと分かり合えるはず。感覚が近いはず」という、うっすらした期待があるのではないかと思いました。

 でも実は、世代論はもちろんのこと、個人差もあるので、「俺たちって、歳も近いし分かり合えるよね」という前提自体に、無理があるんですよね。

 だから私は、最近はもはや、60歳の大先輩とコミュニケーションを取るくらいの心構えで、数歳年下の後輩たちと接しています。

今の若者に大事なのは、「心地よさ」

 そんな数歳差の若者たちと日々接していて感じるのは、彼らが何よりも大事にしている価値観の一つに「心地よさ」があるということ。
 「ラクしたい、手を抜きたい」という気持ちとはちょっと違って、「いかに自然体でいられるか」を彼らは大事にしているように感じるのです。

 それはもちろん、私たちだって心地よくありたいし、心地よくないことはしたくない。

 でも、実際にマネージャーとしてチームを見ていると、「その心地よい範囲を超えた仕事は誰がやるのよ」という話になってくるので、管理職になると、必ずしも「心地よさ」だけを大事にはできなくなってくるということなんだと思います。


 続きは「Z世代のマネジメント。一体どうしたら?」でお楽しみください。

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