12月7日、アスキーではYouTube生放送「4時間ぶっ通しASCIIガチンコゲーム対決」を実施した。その中で『あなたの知らない「ASUSゲーミングブランド」の世界!』と称し、ASUS製の各種ゲーミングデバイスを紹介したが、本稿ではさらにそれらのアイテムを深堀りして紹介したい。
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HDMI 2.1対応、4K/144Hzのゲーミングディスプレー
「TUF Gaming VG28UQL1A」
生放送で最初に紹介した「TUF Gaming VG28UQL1A」は、解像度4K(3840×2160ドット)、リフレッシュレート144Hzに対応するゲーミングディスプレー。画面サイズが28型と、大きすぎず小さすぎずの使いやすいサイズになっているのも魅力。リフレッシュレートは、ディスプレーが1秒間に何回画面を更新するのかを表す数値で、安価なモデルや事務用のディスプレーでは、60Hz程度が一般的だ。
FPSなどの競技性の高いゲームにおいては、フレームレートが高いほど有利とされるが、いくらPCのスペックを高くしてゲーム側で100fps以上の高いフレームレートを維持しても、ディスプレー側のリフレッシュレートが60Hzなら、表示される映像は60Hzになる。そのため、ゲーミングディスプレーでは100Hz以上の高いフレームレートを誇るものが多い。TUF Gaming VG28UQL1Aも、144Hzとゲーミングディスプレーとして十分なリフレッシュレートをもっている。
さらに、PlayStation 5やXbox Series Xといった最新のコンシューマーゲーム機で使用されている「HDMI 2.1」に対応しているのも大きな特徴だ。これらの最新ゲーム機では、HDMI 2.1による4K解像度で120Hzの映像出力に対応したが、従来のディスプレーはHDMI 2.0までの端子しか搭載していなかったため、これらのゲーム機のパフォーマンスを十分に発揮できなかった。
TUF Gaming VG28UQL1Aは最新規格のHDMI 2.1を備えるため、PCはもちろん、PlayStation 5やXbox Series Xなどのゲーム機で最高のパフォーマンスを出したい人にもオススメだ。現在、HDMI 2.1を搭載するのは10万円を超えるハイエンドな製品が多い中、直販価格が9万2520円と比較的安めの価格に収まっている。
また、ティアリングやスタッタリングを防止する技術も搭載する。「NVIDIA G-Sync」や「AMD FreeSync Premium Pro」といった他社の技術に加え、「Extreme Low Motion Blur Sync(ELMB Sync)」という独自技術ももっている。
TUF Gaming VG28UQL1A | |
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サイズ | 28型 |
画面解像度 | 3840×2160ドット |
パネルタイプ | IPS |
表面仕様 | ノングレア |
応答速度 | 1ms(GTG) |
画素ピッチ | 0.160mm |
視野角 | 水平178°/垂直178° |
最大輝度 | 450cd/平方メートル |
コントラスト比 | 1000:1 |
最大表示色 | 約10億7370万色 |
HDR | HDR 10 |
インターフェース | DisplayPort 1.4、HDMI 2.1×2、HDMI 2.0×2、オーディオ出力、USB 3.0×2 |
サイズ | 639.5(W)×539.8(H)×213.8(D)mm |
スピーカー | 2W×2 |
重量 | 約6.89kg |
角度調整 | 上下角度調節:上20度~下5度 左右角度調節:左右15度 高さ調節:0~120mm 縦回転:90度(右回り&左回り) |
製品URL | https://www.asus.com/jp/Displays-Desktops/Monitors/TUF-Gaming/TUF-Gaming-VG28UQL1A/ |
分解できて男心をくすぐる「ROG Gladius III Wireless」
専用ドングルを使用した2.4GHzのワイヤレス接続と、Bluetooth、有線の3つの接続方法を備えた、ASUS ROGのゲーミングマウス。「IE3.0クローン」と呼ばれる、右利き向けで人気の高い形状を採用しており、サイズは68(W)×123(D)×x44(H)mm、重量は89gと安定性重視のデザインだ。直販価格は1万2980円。
有線接続および2.4GHz接続では、ポーリングレートは1000Hz。センサー性能は、DPIが100~26000、最高速度400IPS、最大加速度は50Gに対応している。5つのメモリープロファイルを搭載しており、ASUS製品のユーティリティーソフトである「Armoury Crate」を使用してカスタマイズした設定を簡単に保存可能だ。
バッテリー駆動時間は、LEDオフなら2.4GHz接続で最大55時間、Bluetooth接続で最大85時間。なお、Bluetoothでは最大3台のデバイスを接続し、ペアボタンを押すことで瞬時にデバイスの切り替えが可能となっている。
本製品の大きな特徴は、カバーを取り外してマウススイッチを交換できる「プッシュフィット・スイッチ・ソケットII」という機構だ。約7000万回というクリック寿命を誇る「ROGマイクロスイッチ」を標準搭載しているが、同梱されているOmronオプティカルマイクロスイッチに取り換えが可能。押し心地が好みの方を選択できるのはもちろん、スイッチが故障した際の予備として使用するのもアリだ。
ROG Gladius III Wireless | |
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接続方法 | 有線(USB 2.0)、Bluetooth 5.1、2.4GHzワイヤレス |
DPI | 100~26000 |
最大加速度 | 50G |
ボタン | プログラミングボタン×6、プロフィールボタン、ペアリングボタン |
AURA Sync | 対応 |
ケーブル長 | 2m |
サイズ | 68(W)×123(D)×x44(H)mm |
重量(ケーブル除く) | 89g |
同梱品 | USBドングル、USBエクステンダー、USBケーブル、2 x マイクロスイッチ×2、ROGスイッチツイーザー、ROGステッカー、ROGマウスフィート、ユーザーマニュアル、保証書 |
製品URL | https://rog.asus.com/jp/mice-mouse-pads/mice/wireless/rog-gladius-iii-wireless-model/ |
最新CPU対応のハイエンドマザーボード「ROG MAXIMUS Z690 EXTREME」
インテルの最新CPU、第12世代Coreプロセッサーに対応する、Z690チップセット搭載のマザーボード。一般的なサイズより大型なE-ATX規格のモデルで、24+1のパワーステージをはじめとした堅牢な電源ソリューションを備えており、ゲームはもちろんオーバークロックのようなコアな用途にも対応できる。実売価格は13万5000円前後。
DDR5メモリーやPCIe 5.0、Thunderbolt 4対応コネクターなどの最新規格もしっかりとサポート。M.2スロットは3基搭載しており、付属のROG DIMM.2モジュールを使用すれば、メモリースロットを活用してさらに2基のM.2スロットを追加できる。
また、ビデオカードの下に隠れやすいPCIeスロットのストッパーを、ボード外側のボタンで外せる「Q-Release」ボタンや、ネジやドライバーを使わずM.2 SSDを固定できる「M.2 Q-LATCH」など、PC自作ユーザーに対する配慮が細かいのもポイントだ。さらに、ボード左上に位置する「ANIME MATRIX LED ディスプレイ」にカスタマイズしたアニメーションを表示したり、中央部の「LIVEDASH OLED」でCPU温度などの各種情報を表示することが可能。
背面インタフェースにはThunderbolt 4やUSB 3.2 Gen 2x2といったポートも豊富に搭載し、有線LANは昨今主流になっている2.5GbEだけでなく、より高速な10GbEも備えている。なお、無線LANはWi-Fi 6E対応だ。
ROG MAXIMUS Z690 EXTREME | |
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ソケット | LGA 1700 |
チップセット | Intel Z690 |
対応メモリー | DDR5-6400×4(最大128GB) |
拡張スロット | PCIe 5.0 x16×2、PCIe 3.0 x1×1 |
ストレージ機能 | M.2×3、SATA 6Gb/s×6 |
無線機能 | Wi-Fi 6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、 Bluetooth 5.2 |
有線LAN | 2.5GbE、10GbE |
背面インターフェース | Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2x2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-A×7、USB 3.2 Gen 2 Type-C、HDMI 2.1、S/PDIF、LED照明付きオーディオ端子 |
フォームファクター | E-ATX |
製品URL | https://rog.asus.com/jp/motherboards/rog-maximus/rog-maximus-z690-extreme-model/ |
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