クラウドが主役の本編と、ユフィが主役の追加エピソードを収録
4Kは91.8fps! PC版『FFVII REMAKE INTERGRADE』を「Ryzen 7 5700G」と「Radeon RX 6700 XT」で遊んでみた
■ゲームタイトル:FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE
■開発元:スクウェア・エニックス
■販売元:スクウェア・エニックス
■価格情報:9878円
■公式サイト:https://www.jp.square-enix.com/ffviir_ig/
ユフィを主人公にした新規エピソード
「FF7R EPISODE INTERmission」を追加
スクウェア・エニックスは、12月21日よりRPG『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』のPC版をリリースした。PC版の推奨環境は、CPUはAMD「Ryzen 3 3100」/インテル「Core i7-3770」以上、GPUはAMD「Radeon RX 5700」以上/NVIDIA「GeForce GTX 1080」以上、メモリーは12GB以上、空きストレージは100GB以上だ。Epic Games Storeで販売中。
本作は、1997年に発売された『FINAL FANTASY VII』のリメイク作品『FINAL FANTASY VII REMAKE』本編に加え、ユフィを主人公にした新規エピソード『FF7R EPISODE INTERmission』を追加。また、武器、防具、アクセサリー、召喚マテリアなどをメインメニュー内の「PRESENT BOX」から受け取ることが可能だ。まずは、本作のストーリーやゲームシステムなどについてご紹介していこう。
クラウドを主人公とした本編に加えて
自称美少女忍者「ユフィ・キサラギ」の物語を楽しめる
星から吸い上げた生命エネルギー「魔晄」を動力源とする「魔晄炉」。8基の魔晄炉を有する階層都市「ミッドガル」では、魔晄によって世界を掌握した超巨大企業「神羅カンパニー」と、星を守るために立ち上がった反神羅組織「アバランチ」が激突していた。
主人公の元ソルジャー「クラウド」は、傭兵としてアバランチの「壱番魔晄炉爆破作戦」に参加。見事、その役割を果たして魔晄炉の爆破に貢献する。だが、魔晄炉爆破の余波は、一般住民が行き交う街にも及んでしまった。
炎に包まれた街の中を、アバランチとの集合地点まで急ぐクラウドだが、その道中で死んだはずの宿敵の幻影と、花売りの美しい女性に出会う。女性から手渡された黄色の花の花言葉は「再会」。この言葉はクラウドの未来をどのように暗示しているのだろうか?
クラウドが主役の本編と、ユフィの物語が楽しめる本作。FINAL FANTASY VII REMAKEの続編がリリースされる前に、FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADEをプレイしておくといいかもしれない。
(次ページ)ゲームシステムはリアルタイムアクションRPG
バトルモードはアクションとシミュレーションをミックス
本作のゲームシステムはリアルタイムアクションRPG。移動できる場所は地形や建物などで制限されているが、移動中に敵キャラクターなどは基本的に見えており、近づくと戦闘が始まる。
バトルモードは、アクションとシミュレーションをミックスしたようなシステムで、基本的にはリアルタイムに直接攻撃、ガード、回避、移動しつつ戦闘を進めていくが、「COMMAND」から「ABILITY」「MAGIC」「ITEM」を使用する際には、「バレットタイム」のように非常にゆっくりと時が進んでいく。その流れる時間が絶妙で、特に敵キャラクターが迫ってきたり、大技を繰り出そうとしているときは、瞬時の判断が必要となる。バトルが単純作業にならない絶妙のチューニングだ。
またキャラクターによって特性が異なっており、状況によっては操作するキャラクターを切り替えたほうが圧倒的に戦闘を有利に進められる。常日頃から各キャラクターをまんべんなく操作しておくことをお勧めする。
もちろん装備品はアップグレードが可能。「SP」(スキルポイント)を割り振ったり、おなじみの「マテリア」を装着することで、魔法が使えるようになったり、「召喚獣」を呼び出せるようになる。やりこみ要素もたっぷりと用意されているわけだ。
ゲームを中断するタイミングに悩まされるほど
キャラクターの造形、表情、仕草が魅力的!
実際にFINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADEのPC版をプレイしてみた感想だが、とにかく4K、HDR、120fpsによる3Dグラフィックスが非常に美しい。そしてメインヒロインのティファ、エアリスだけでなく、ジェシーの造形、表情、仕草が実に小悪魔すぎる。ちょっとゲームを中断するタイミングに悩まされるほどだ。
フレームレート自体はPlayStation 5超えの90fps、120fpsに必ずしも設定する必要はないが、ライティング、質感、背景などをクオリティーアップした本作は、万難を排して4K、HDRでプレイすべき作品と断言できる。
(次ページ)「Ryzen 7 5700G」&「Radeon RX 6700 XT」環境での快適度は?
最後に、FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADEがAMDのプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテストに用意したCPUは、「Ryzen 7 5700G」(8コア/16スレッド、3.80~4.60GHz)、GPUは「Radeon RX 6700 XT」(12GB GDDR6)だ。
グラフィック設定はデフォルトの状態から、「フレームレート」を「120fps」、「ダイナミックレンジ」を「HDR」に設定したうえで、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)解像度のそれぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。
今回は、8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 5700Gと、ミドルレンジGPUのRadeon RX 6700 XTを組み合わせているが、平均フレームレートはフルHDで119.9fps、WQHDで119.9fps、4Kで91.8fpsとなった。フルHDとWQHDでフレームレートはほぼ上限の120fpsに張りついており、4Kの最小フレームレートも77.8fpsと60fpsを大きく超えている。今回のAMDプラットフォームであれば、4K解像度でFINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADEを快適にプレイできるといえよう。
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