HUAWEI MateView GT 実機レビュー その2
VAパネルを採用の34型ゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」の画質を数値で検証
「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」のレビュー2回目は画質チェック編。パネルはVAタイプ、解像度はUWQHD(3440×1440ドット)、アスペクト比は21:9、輝度は350cd/m²、色域はDCI-P3カバー率90%、コントラスト比は4000:1、HDR対応というスペックの本製品は、実際どのぐらいの画質なのでしょうか?
カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率は99.9%、sRGB比は122.4%、AdobeRGBカバー率は85.5%、AdobeRGB比は90.7%、DCI-P3カバー率は90.0%、DCI-P3比は90.2%、NTSCカバー率は80.6%、NTSC比は86.7%という値が出ました。カタログスペックがsRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率90%なので、スペックどおりの色域を備えていると言えます。
VAパネルは視野角がIPSパネルより狭いのが弱点とされています。実際にさまざまな角度から画面を見てみましたが、緩やかに明るさが変化するものの45度ぐらいであればそれほど気にならないレベルです。そもそも湾曲型ディスプレーは真正面に設置するはずですが、2~3人でゲーム画面を鑑賞する場合なら見え方が極端に変わることはないはずです。
なお、本製品はHDRに対応しており「HDRを使用する」を「オン」にすれはHDRコンテンツを楽しめます。しかし、筆者の環境ではYouTubeでは問題なかったですが、Netflixでは再生することができませんでした。もし同じ現象が発生したら、Microsoft Storeから「HEVCビデオ拡張機能」(120円)のインストールをお試しください。ただし、すべての環境で「HEVCビデオ拡張機能」が正常に機能すると保証はできないので、あくまでも自己責任でお願いいたします。
さて「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」には画質関連を筆頭に、豊富な設定項目が用意されています。次回はどのような設定が可能なのか試してみます。
「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」の主なスペック | |
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画面サイズ | 34インチ(21:9) |
パネル | VA |
解像度 | 3440×1440 |
リフレッシュレート | 165Hz |
コントラスト比 | 4000:1 |
輝度 | 350ニト |
表示色 | 10bitカラー(10億7000万色) |
色域 | 90% DCI-P3/100% sRGB |
映像入力端子 | HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1 |
本体サイズ | 約809×542×220mm |
重量 | 約9.34kg |
市場想定価格 | 6万2800円 |
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