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DDR5を使うならASRockのハイクラスゲーミングマザー「Z690 PG Velocita」が断然オススメ

2021年12月20日 14時00分更新

 次世代メモリーのDDR5に対応したハイクラスモデルや、ホワイトデザインなどの見た目重視モデルなど、その選択幅を増やしているIntel Z690チップセット搭載マザーボード。

 ASRockは貴重なMini-ITX規格の「Z690M-ITX/ax」をはじめ、3万円を余裕で切るエントリーモデルの「Z690 Pro RS」や、定番のメインストリームモデル「Z690 Steel Legend」など、DDR4メモリー対応モデルが豊富だが、DDR5メモリー採用モデルも用意している。そのうちの1枚が、今回レビューするハイクラスゲーミング向けマザーボードの「Z690 PG Velocita」だ。

Phantom gamingシリーズの
ハイクラスZ690マザーボード

 ASRockのゲーミングブランドPhantom Gamingファミリーのハイクラスシリーズ「PG Velocita」のIntel Z690チップセット搭載モデルとなる「Z690 PG Velocita」。

 USBキーボードとマウスを別々のコントローラー経由で接続することで、混信のないスムーズな通信を実現するというASRock独自のゲーミング向け機能「Lightningゲームポート」に加え、PCIe5.0×4、128GB/sの転送速度に対応する「BLAZING M.2」スロットや、安定性に定評のあるゲーマー向け2.5ギガビットLAN「Killer E3100」と、Wi-Fi 6対応の「Killer AX1675x」などを搭載している。

ASRockハイクラスゲーミング向けマザーボード「Z690 PG Velocita」。実売価格は5万8000円前後

ダミー基板が入っているチップセットヒートシンク。PGロゴの円形デザインも男心をくすぐる

キーボードとマウスの接続を、通常のUSBインターフェースとPCIeインターフェースに分けることで、デバイスのトラフィックを安定させる「Lightningゲームポート」

PCIe5.0×4をサポートするM.2スロットの「BLAZING M.2」を装備。対応製品は未発売だが、製品登場後にスムーズに最速環境を構築できる

高速なネットワークをワイヤレスに実現できるWi-Fi 6を標準で搭載している

Core i9を安定動作させる堅牢な電源回路を搭載

 「Z690 PG Velocita」は、60A対応SPS Dr.MOSで構成された17フェーズの堅牢な電源回路を搭載している。そのため、CPUだけで消費電力(Maximum Turbo Power)が241Wに達する第12世代Coreプロセッサー最上位モデルのCore i9-12900K/KFでも安心して組み合わせられる。

 そのうえ電源回路部の冷却には、ヒートパイプで連結された2基のアルミニウムヒートシンクを備える。また、リアインターフェース側ヒートシンクには放熱を補助する冷却ファンを内蔵。さらにトップ側ヒートシンクには付属の30mm冷却ファンを追加できるほか、別途用意した40mmサイズの冷却ファンを増設できるブラケットも付属している。電源回路へのエアフローが減少する水冷CPUクーラーとの相性は抜群だ。

 なお、VRM冷却ファンはそれぞれ回転数制御が可能で、UEFI「FAN-Tastic Tuning」からは、トップ側の増設冷却ファンが「MOS FAN」、リア側ヒートシンク内蔵の冷却ファンが「VRM Fan」として認識、制御できる。

60A SPS Dr.MOSで構成された17フェーズの電源回路を搭載。放熱面積を増やすフィン構造のアルミニウムヒートシンクを装備する

CPU電源コネクターは8ピン×2仕様で、最上位CPUのCore i9でも安定した電力を供給できる

リアインターフェース側ヒートシンクには、冷却ファンが備わっている

トップ側ヒートシンク

2基のヒートシンクはヒートパイプで連結。電源回路の熱を効率良く放熱する

トップ側ヒートシンクには専用ブラケットで冷却ファンを増設可能だ

標準付属の30mmVRM冷却ファン。VRMヒートシンクの側面に取り付けられる

40mm角ファンを増設できるブラケットも付属している

回転数は手動設定のほか、「Silent」や「Standard」などのプリセットから動作モードを選択できる

「MOS Fan」「VRM Fan」は、「Silent」選択時にセミファンレスで動作するようになっていた

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