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トーンモバイルがドコモのエコノミーMVNO用の新プランを発表、従来より半額以上値下げ

2021年12月16日 18時30分更新

 MVNOサービス「トーンモバイル」を展開しているフリービットは、12月15日に発表会を開催。「ドコモのエコノミーMVNO」として提供する「トーンモバイル for docomo」の詳細を発表した。当面はiPhone向けの料金プラン「TONE for iPhone」を12月22日から提供する。

「ドコモのエコノミーMVNO」として「TONE for iPhone」を発表

 「TONE for iPhone」は基本料金が1100円(税込/以下同)で、動画以外のインターネット使い放題と音声通話、TONE IP電話の3つのサービスが料金に含まれている。これまで提供されていた「TONE SIM(for iPhone)」は、同じサービスを利用する場合、基本料金が1650円で音声オプションが1045円だったため、半額以下となった。

従来のプランと比べて半額以下の値下げに

TONE for iPhoneでは音声通話(SMSを含む)も基本料金に含まれている

 TONE for iPhoneは塾に通い始める小学校高学年から、中学生、高校生を主な対象としたプランで、親が子どもの端末を遠隔で操作したり、行動をチェックできるサービス「見守り機能」が利用可能。その際にはオプションとして「TONE ファミリー」の加入が必要となる。

 「TONE ファミリー」は従来220円だったが、「TONE for iPhone」では2アカウントで308円となっている。値上げにはなるが、2アカウント利用できるため、両親のスマートフォンそれぞれで利用できるようになっている。また6ヵ月間は無料で利用可能だ。

見守り機能のひとつで子どもの位置情報を通知する「ジオフェンス」で設定された近接学校の上位20校をみると、進学校が多いのがわかる

AIファイヤーウォールで、アプリやブラウザーなど利用方法を限定せずに、設定したサービスの通信が遮断できる

TONEカメラ機能で、写真をAIで判断しクラウドにも端末にも保存できないようにできるため、自画撮り被害が防げる

 通信品質などは、従来の「TONE SIM(for iPhone)」に準じたものとなる。動画以外の通信は無制限で、動画を視聴する場合は1GBあたり370円の有料チケットを購入する必要がある。TONE IP電話利用時は、トーンモバイル同士の通話は無料で、国内携帯電話あての通話も60秒あたり23.1円で利用できる。

 すでに従来のプランは受付を終了しており、今後は「TONE for iPhone」のプランを契約することとなる。また大幅な値下げとなることもあり、従来の「TONE SIM(for iPhone)」を契約しているユーザーは年明け1月からの料金編成で、「TONE for iPhone」と同等の値下げを行なうとのこと。

 また従来プランのユーザーが新プランへ移行する場合、提供する会社がトーンライフスタイルという新会社になることから、単なるプラン変更ではなく新規契約になる。その際、従来プランで通話オプションを契約している場合は、MNPを使って同じ電話番号での契約切り替えも可能だ。

 新会社での提供について、フリービットの石田宏樹社長は「ひとつの理由として、ドコモのdポイントに対応するため」と説明。「TONE for iPhone」回線契約時にdアカウントを開設し、dポイントを貯められる。また、「ドコモのエコノミーMVNO」ということで、全国のドコモショップで店頭契約できるほか、初期設定を契約時の店頭で対応してもらえるといったメリットもある。

発表会に登壇したフリービットの代表取締役社長 CEO 兼 CTO 石田宏樹氏

 また端末購入もドコモショップででき、割賦販売の「いつでもカエドキプログラム」も利用可能。もちろんお下がりや中古iPhoneでも対応可能(iPhone 6s以降)で、その場合でも店頭での初期設定サポートが受けられる。

「いつでもカエドキプログラム」が利用可能なほか、中古の持ち込み端末でも初期設定サポートが受けられる

 現状はiPhone向けのサービスのみだが、2022年以降にはAndroidへの展開も示されている。また石田社長は今回設立した新会社について「5G時代のライフスタイルを提案していくため、それに特化した動きをできる」とし、今後はブロックチェーンやシェアリングサービスなども事業展開していきたいと話している。

新会社での展開で、MVNOだけでなくカーシェアリングなどにも進出を考えているとのこと

石田社長は、8年前に発売した5型で丸みを帯びたデザインのSIMフリースマートフォン「PandA」を振り返り「最近どこかで聞いたような」と話した

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