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フラッグシップ「EOS R3」実機レビュー = キヤノンの本気カメラを徹底テスト - 週刊アスキー

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ASCII Power Review

第155回

お値段も本気の75万円でございます!

フラッグシップ「EOS R3」実機レビュー = キヤノンの本気カメラを徹底テスト

 画質は有効2410万画素とハイエンドモデルにしては控えめ。おそらくローパスフィルターを搭載しているようで、それほどシャープ感は強くないものの、拡大して見ると細部の階調が豊富で解像感にも不満は感じない。

 露出の再現も幅広く、明暗差の大きい状況でも適度なコントラストを保ちつつ、白飛びや黒ツブレを防いでくれる。露出調整機能オートライティングオプティマイザの効果もあるが、画素数を抑えたぶん階調再現には優れているのだろう。

ピントの合った部分を見るとかなりシャープな写り。半逆光だったが背景も白飛びしていない。使用レンズ「RF24-105mm F4」・絞りF4・シャッタースピード1/800秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

鳩の顔がクッキリと解像され少し怖い。使用レンズ「RF100-400mm F5.6-8」・絞りF9・シャッタースピード1/2000秒・ISO1600・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

鉄の質感が硬質になりすぎず、それでいてシャープさが伝わる描写。使用レンズ「RF24-105mm F4」・絞りF4・シャッタースピード1/800秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

 高感度画質も優秀で、ISO6400までは高感度であることを感じさせない画質で、ISO12800でも常用できる。ISO25600あたりからノイズ処理による解像感低下が気になり始めるが、多少のノイズを許容できれば常用感度最高のISO102400も実用範囲だ。

感度別に撮影した画像の一部を拡大して比較。左上からISO1600・ISO3200・ISO6400・ISO12800・ISO25600・ISO51200・ISO102400・ISO204800(拡張感度)。使用レンズ「RF24-105mm F4」・絞りF4・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準・ノイズ低減標準。

ISO12800で撮影しているが、拡大して細部を見なければ高感度とは思えない画質。使用レンズ「RF24-105mm F4」・絞りF5.6・シャッタースピード1/30秒・ISO12800・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準・ノイズ低減標準。

ISO25600になると少し解像の甘さはあるが十分実用レベル。使用レンズ「RF24-105mm F4」・絞りF4・シャッタースピード1/15秒・ISO25600・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準・ノイズ低減標準。

常用感度最高のISO102400で撮影。さすがに画質の粗さは感じるが、実際の暗さからすれば十分満足できる画質だ。使用レンズ「RF100-400mm F5.6-8」・絞りF8・シャッタースピード1/40秒・ISO102400・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準・ノイズ低減標準。

 今回の試用では定番標準ズーム「RF24-105mm F4」(15万3450円)以外に、開放F値が暗い分コスパに優れた望遠ズーム「RF100-400mm F5.6-8」(9万500円)と、価格がお手頃な標準単焦点「RF50mm F1.8」(2万8600円)、コンパクトな超広角単焦点「RF16mm F2.8」(4万1800円)で撮影している。

 性能重視で高価格かつ重量のあるレンズが多いフルサイズミラーレスのなかで、このような手頃なレンズをラインナップしてくれるのはありがたい。

超望遠にしてはコンパクトな「RF100-400mm F5.6-8」。ズームを400㎜にするとグンと繰り出してくる。

遠景の紅葉を400㎜で撮影。開放F8と暗めだが、ここまで超望遠だと背景は結構ボケる。使用レンズ「RF100-400mm F5.6-8」・絞りF8・シャッタースピード1/400秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

手ブレ補正の効果をテストしてみたが、400㎜でもしっかり構えれば1/15秒でギリいけそう。ただ絞り過ぎのため回折で描写が甘くなっているは失敗。使用レンズ「RF100-400mm F5.6-8」・絞りF25・シャッタースピード1/15秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

ほぼ同じ筐体を使用していると思われる「RF50mm F1.8」と「RF16mm F2.8」。共通して逆光でハレやすく開放の近接撮影の描写も甘いが、味のあるレンズともいえる。このサイズと価格も魅力的。

「RF50mm F1.8」で撮影。開放だと少しザワついた感のあるボケだが、レトロ感があるともいえ割と好み。絞りF1.8・シャッタースピード1/1000秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

「RF50mm F1.8」で撮影。逆光で透けた枯れかけた葉っぱを露出オーバー目に撮影。ふんわりとした印象で、結構いい感じ。絞りF2・シャッタースピード1/640秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

「RF16mm F2.8」で撮影。周辺光量低下や歪曲が見事に補正されている。実はRAWで見た補正前の状態は光量低下も歪みもなかなかのもの。それだけに補正の効果がわかる。絞りF2.8・シャッタースピード1/800秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

「RF16mm F2.8」で撮影。逆光の時はあまり絞り過ぎると豪快なゴーストが発生することがあるので、そんな時は絞り値を変えて試してみよう。絞りF2.8・シャッタースピード1/1250秒・ISO100・ホワイトバランス・ピクチャースタイルスタンダード・オートライティングオプティマイザ標準。

 ハイエンドモデルということもあってボディーの剛性も高く安心感がある。テキパキと反応するレスポンスも心地良い。そして現時点に限れば最も優れたAF性能に驚かされた。

 と同時に、カメラファンとしては、ライバルのニコン「Z 9」(もうすぐ発売!)やソニーの次世代機(「R3」対抗の2400万画素クラスが欲しい)、いずれ登場すると予想されるキヤノンの真のフラッグシップ(勝手に「R1」)など、今後続々と登場するハイエンドモデルとの対決が楽しみだ。

 
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