1型センサーの恩恵はどれほどあるのか? Xperia PRO-Iのカメラ性能を検証
2021年12月14日 10時00分更新
スマートフォンで本気の写真や動画を撮影をしたい! そんなユーザーの要望を具現化したモデルがソニーから発表された、1型のイメージセンサー搭載の「Xperia PRO-I」だ。発売は12月15日で、価格は直販サイト(ソニーストア)で19万8000円。今回テスト機を借りられたので実機レポートをお届けする(ただし、一部機能制限あり)。
1型センサーのカメラ性能は抜群
Xperia PRO-Iのポイントは、なんといっても背面の広角カメラに1型イメージセンサーを搭載していること。1型イメージセンサー搭載スマホといえば、古くは2014年にパナソニックから発売された「LUMIX CM1」があり、今年に入ってシャープが「AQUOS R6」とこれをベースにしたライカの「LEITZ PHONE 1」が発売されている。いずれも写真撮影にフォーカスしたモデルだ。
これらのモデルとXperia PRO-Iの違いは、トリプルカメラ仕様なこと。背面のメインとなるのは1型センサーを使った広角(24mm、約1220万画素、F2.0 or F4.0)に加えて、超広角(16mm、約1220万画素、F2.2)と標準(50mm、約1220万画素、F2.4)という組み合わせになっている。
また24mmの広角は可変絞りになっており、F2.0とF4.0を切り替えて撮影可能。カメラアプリに用意された切り替えボタンをタップすると、レンズ内が変化しているのがわかる。
絞りを切り替えることで、背景をしっかりとぼかしたいときはF2.0、背景もある程度描写したい場合はF4.0といった具合に、ボケを機械的にコントロールできるようになる。
ただしカメラアプリの「Photography Pro(以下Photo Pro)」に絞り優先モードが用意されているわけではなく、あくまで広角レンズ使用時に切り替えボタンが用意されているだけだ。
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