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「16インチ MacBook Pro」実機レビュー = Core i9 + RTX3080 のゲーミングPCと対決させた - 週刊アスキー

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ASCII Power Review

第152回

CPUはM1 Max、GPUはRTX3080が有利な予想ですが結果は!?

「16インチ MacBook Pro」実機レビュー = Core i9 + RTX3080 のゲーミングPCと対決させた

 最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回はテスト機として、M1 Max(10コアCPU、32コアGPU)/RAM64GB/SSD2TBという構成の16インチMacBook Proを用意している。

 ベンチマークを実施するにあたっては、テスト機にUSB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)経由で140W USB-C電源アダプタを接続し、「システム環境設定→バッテリー」の「エネルギーモード」を「高出力」に設定している。この「高出力」が巷で話題になっている「ハイパワーモード」なので、理論上は今回の設定で最高パフォーマンスを発揮するはずだ。

M1 Maxを搭載した16インチMacBook Proは、「システム環境設定→バッテリー」の「エネルギーモード」で、「低電力」、「自動」に加えて「高出力」を選択できる

 ベンチマークの結果は、「CINEBENCH R23」は12399pts、「Geekbench 5」のCPUは12711、Computeは60030(OpenCL Score)、「AmorphousDiskMark 3.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M QD8)は6385.47MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M QD8)は6323.61MB/sとなった。

登場していただいた、「Razer Blade 15アドバンストモデル」。もちろん、もっとモンスターなゲーミングノートは多々あるが、サイズと重さがMBPとほぼ同じ階級なので、お呼びしてみました。

 「Core i9-11900H」と「GeForce RTX 3080」を搭載する「Razer Blade 15 アドバンストモデル」が、「CINEBENCH R23」は12321pts、「Geekbench 5」のCPUは9852、Computeは118949(OpenCL Score)、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6929MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は5000MB/sとなった。

 つまり、CINEBENCH R23はほぼ同等、Geekbench 5のCPUは16インチMacBook ProがRazer Blade 15の129%相当のスコアを記録した一方、グラフィックス性能は逆に16インチMacBook ProがRazer Blade 15の50%相当のスコアという結果になったわけだ。

 GPUの差をみるために、3DMarkのWildLife Extreme(MacはiOS版)、Rise of the Tomb Raiderのベンチマーク、GFXBenchも実行してみたところ、奇しくもほぼ互角という結果である。

右の「MBP/Blade」欄が101%以上ならMacが速く、99%以下ならBladeの勝ちです・・・

MBP(左側・以下同)の「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は12399pts、CPU(Single Core)は1531pts

「Geekbench 5」のCPUのMulti-Core Scoreは12711、Single-Core Scoreは1791

「Geekbench 5」のComputeのOpenCL Scoreは60030

「AmorphousDiskMark 3.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M QD8)は6385MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M QD8)は6323MB/s

iOS版「3DMark」Wild Life ExtremeのOverall scoreは18789、Average frame rateは112.5FPS

Rise of the Tomb Raiderの結果はMBP、Bladeともに105

GFXBenchの結果はMBPが2勝1敗となった

 バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度50%で「CINEBENCH R23」を連続実行する過酷なテストを実施したところ、2時間10分23秒動作した。ムービー再生は最大21時間、ネット閲覧は最大14時間と謳われているが、継続して高負荷な作業を実行すればバッテリー駆動時間は大幅に短くなることは覚えておこう。

 最後に、ハイパワーモード(高出力)の有効性と、バッテリー駆動時にパフォーマンスが低下しないのかを確認するため、電源:バッテリー駆動&エネルギーモード:高出力、電源:ACアダプター接続&エネルギーモード:自動の条件で、一部テストを追加で実施してみた。結果は下記の通りで、ACアダプター接続&エネルギーモード:高出力という組み合わせでグラフィックス性能のわずかな向上が確認できたものの、CPUスコアは誤差範囲に留まった。

 ハイパワーモード(高出力)は、アプリケーションやテスト条件によってもっと大きな効果を得られる可能性はあるが、基本的には「自動」に設定しておいてよさそうだ。

 一方、バッテリー駆動でもパフォーマンスの低下がほとんど見られないことは驚異に値する。たとえば前述のRazer Blade 15であれば、CINEBENCH R23は12321→4828、Geekbench 5のCompute(OpenCL Socre)は118949→73477と、バッテリー駆動時にパフォーマンスが大幅に低下する。電源を問わず一定のパフォーマンスを発揮できる点は16インチMacBook Proの大きなアドバンテージだ。

 ただし前述のとおり、高負荷時にはバッテリー駆動時間は大幅に短くなるので、いずれにしても長時間作業する際には電源を確保する必要がある。

「CINEBENCH R23」を連続10分実行後のキーボード側の最大温度は44.3℃(室温23.9℃で測定)、底面の最大温度は38.2℃、140W USB-C電源アダプタの最大温度は36.2℃

モバイルならば、乗り換えるだけのメリットが新型MacBook Proにはある

 M1 Pro、M1 Maxを搭載した新型MacBook Proのパフォーマンスが高いことは間違いない。Appleシリコンにネイティブ対応したアプリケーションであれば大きな恩恵を受けられる。たしかに、Windows用にのみリリースされているアプリは多い。しかし、これだけのパフォーマンスをバッテリー駆動でフル活用できるのは大きな魅力。モバイルなら、常用アプリケーションを乗り換えてもMBPを使うメリットはある。

 
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