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D1GP第9~10戦は高速ドリフトのオートポリス! TOYO TIRES勢は痛恨の総崩れ

2021年11月07日 15時00分更新

【第10戦・単走】川畑選手がまさかの敗退
中村選手が前日に引き続き優勝

 前日に引き続き好天に恵まれ、さらに前日より気温が上がった日曜日。ですが、前夜に雨が降り路面はウェット状態。さらに時間によって路面が乾いているところと、濡れているところが混ざる、とても難しい状況で単走決勝が行なわれました。D1グランプリでは路面状態がウェットの場合、単走決勝はグループごとの上位4名が追走進出します。抽選の結果、川畑選手はCグループに。

川畑選手とGRスープラ

 川畑選手の1本目、セクター3でつまづき、そしてセクター4で角度が不足。さらにインカットとゾーン不通化により4点の減点もあり92点と失敗。

川畑選手とGRスープラ

 2本目もゾーン不通化の減点があり93.6と振るわず。前日4位が、まさかの追走トーナメント進出ならず、という結果になりました。川畑選手によると、エンジンにトラブルを抱えていたとのこと。無理をするとスペアエンジンすらも壊して、3週間後のエビスに間に合わなくなる恐れがあったそうです。

中村選手とS15

 単走優勝は前日に引き続き中村選手の頭上に輝きました。

【第10戦・追走】松山選手が3位入賞、上野選手久々の2位
中村選手優勝でチャンピオンに王手

松山選手とGRスープラ

松山選手とGRスープラ

 第10戦追走にTeam TOYO TIRES Driftの姿はなく。TOYO TIRESのサポートドライバーに目を向けても、前日優勝者の松井選手も追走トーナメント進出できず、残るは松山選手のみという、前日とはまったく違う状況になってしまいました。

ベスト16戦での様子

ベスト8戦の様子

 ここで松山選手はTOYOファンの期待に応えます。ベスト16戦でシリーズ3位の36号車 高橋選手(TMS RACING TEAM SAILUN TIRE)を破ると、ベスト8戦で23号車 村上選手(Team C.M.Feeling)を撃破。

ベスト4戦の1本目

 ベスト4の対戦相手はベテランの78号車 上野選手(TEAM VERTEX SAILUN TIRE)。速さを見せる松山選手に対して、上野選手は接近することなく正確で綺麗なドリフトで対抗。結果、松山選手95点にセクター2のインカット減点2の93点に対し、上野選手は98点後追いポイント0という、それまでのD1グランプリでは見られなかった展開に。

ベスト4戦の2本目

 5点ビハインドの2本目。97点の走りをする上野選手に対し、松山選手は終始ピタリとつける走りで95点に後追いポイント5の100点。しかし逆転することはできず、3位が決定しました。

優勝した中村選手

 優勝したのは中村選手。ここでチャンピオンシップ争いを有利にして、最終戦のエビスを迎えることになりました。

3位の松山選手

 松山選手も「上野選手にはやられましたね。次戦までに、マシンを直して最後のエビスサーキットを楽しみたいと思います」と語りました。

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