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Shureが初の一体型完全ワイヤレス「AONIC FREE」

2021年11月04日 00時25分更新

AONIC FREE

 シュア・ジャパンは11月4日、完全ワイヤレスイヤホン「AONIC FREE」を発表した。価格はオープンプライス、店頭での販売価格は2万6000円弱になる見込み。発売は12月3日を予定している。カラーはグラファイトグレー。

カラーはグラファイトグレー

 シュアはケーブル交換対応イヤホン(MMCX端子採用)と組み合わせて使用する左右独立型のワイヤレスアダプター「RMCE-TW2」を販売中。これに人気製品の「SE215」を組み合わせた「AONIC 215 TWS(第2世代)」も提供してきた。

 AONIC FREEはこうしたイヤーフック型ではなく、イヤホン部と通信部を一体化した製品。完全ワイヤレスとしては一般的なスタイルだが、同社としては初の取り組みとなる。ケースもスリムとして持ち運びやすさを重視している。

 クアルコム製のBluetoothチップを採用。aptXやAACなどのコーデックを利用できる。ヘッドホンアンプはチップ内蔵のものではなく、シュアが独自設計したものを外付けしている。筐体構造もSE215などのIEM(In Ear Monitor)の設計を踏襲したもの。シュアらしい高音質に配慮した設計になっている。

←シュア製品用に用意されたアプリ「ShurePlus PLAY」を利用して、外音取り込み機能のオン/オフやハードウェアEQの設定変更ができる。


↑パッケージには本体のほか、充電ケースやUSB Type-Cケーブルなどを同梱。イヤーピースは3サイズが付属する。

 音量・選曲・着信操作に対応した物理ボタンを本体の上側に搭載。親指と人差し指でつまむように操作する仕組みになっており、ボタン押し込み時に耳を圧迫することがない。左右2基ずつマイクを備え、ビームフォーミング技術を採用したクリアな通話が可能。遮音性に配慮した製品だが、このマイクを利用した外音取り込みモードを持つ。

物理ボタンによる確実な操作を選択している点はシュアらしい。

パッケージ

 バッテリー駆動時間は、本体のみで最大7時間(ケース充電併用で最大21時間)。AONIC 215 TWS(第2世代)同様、ShurePlus PLAYアプリを活用した、ハードウェアEQ機能が利用できる。

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