埼玉りそな銀行、富士通、KADOKAWAの3社は、埼玉県所沢市にある大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」において、11月1日より「ケロロ軍曹」などのキャラクターイラストをデザインした電子コイン「サクラタウンコイン」による電子通貨決済の実証実験を実施する。
本実証実験ではデザイン性のある電子コインが利用者・取扱店においてどのように評価されるか、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として集客力があるところざわサクラタウンで検証する。
サクラタウンコインはところざわサクラタウン内の書店「ダ・ヴィンチストア」にて購入可能とし、当該店舗の買い物の支払いに利用が可能。
電子コインの発行を行なうシステムはアジャイル方式(大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装と開発を進めていく開発手法)で開発し、デザインも順次追加することで、本実証実験期間中でも都度更新や改修を通じて、利用するユーザーの利便性、魅力向上を目指すという。
ケロロ軍曹、コバトン(埼玉県マスコット)、さいたまっち(埼玉県マスコット)など電子コインの種類は様々で、どのコインを使い、貯めるかを考える楽しさがあるという。さらに、ほかの電子マネーにはない「おつり」の概念があるため、おつりでどんなコインがもらえるのかという楽しみも生まれるとしている。
なお、キャラクターイラストを使った電子コインの発行は銀行初となるという。
本実証実験は2022年4月10日まで実施予定(電子通貨決済の実証実験終了後、2022年4月30日までは個人間で電子コインの授受のみ可能とする予定)。
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