ガチで1日中バッテリーが持つ! ノートPCの使い方を変える1台
高級文具のような佇まいのスナドラ搭載Windows 2in1 PC「HP Elite Folio」
HPから13.5型液晶ディスプレーを搭載した2in1 PC「HP Elite Folio」が登場した。ヴィーガンレザーを使用した高級文具のような佇まいのボディに省電力なARMベースのプロセッサー「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2」を搭載し、最大21.1時間のバッテリー駆動を実現しているのが大きな特徴。また、Wi-Fiとモバイルデータ通信の違いを意識せず、シームレスに切り替えながら使用できるスマホライクな使い勝手も魅力的なポイントになっている。
直販サイトではメモリとストレージの容量の違いによって2モデル用意されているが、今回はそのうち16GBメモリーと512GBのSSDを搭載した大容量モデルを試すことができた。ここでは、その使い勝手やパフォーマンスなどを紹介していこう。
主なスペック | |
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製品番号 | 3E8V3PA |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2 (最大3.0GHz、8コア) |
グラフィックス | Qualcomm Adreno 690 グラフィックス |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe/M.2) |
ディスプレー | 13.5型(1920×1280ドット) |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5、 有線LAN(1000BASE-T / 100BASE-TX対応)、 Qualcomm Snapdragon X55 5G Modem(GPS対応) |
インターフェース | USB 3.0 Type-C (5Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 1.4対応)×2、 コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック |
サイズ/重量 | およそ幅298.6×奥行229.6×高さ16.1mm/約1.33kg |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
上質なデザインの筐体にSnapdragonを搭載し5Gにも対応
「HP Elite Folio」を手にとって、まず印象に残るのがその筐体のデザイン。天板や底面にはヴィーガンレザーが使用されており、PCというより革装ノートに近い佇まい。細部へのこだわりも相当なもので、HPのロゴはプリントではなく型押し加工が施されている。また、天板の折り曲げ部分にはグレーのステッチがさりげなく入れられており、まるで職人によるハンドメイド製品のような趣が感じられる。
本体はおよそ幅298.6×奥行229.6mmとなっており、13~14インチ台のノートPCとしてはフットプリントが小さめ。厚みは約16.1mm、質量は約1.33kgと薄型軽量で、出先にも比較的気軽に持ち運ぶことが可能だ。
プロセッサーは、ARMベースの「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen 2」が採用されている。これは8コアCPUとグラフィックス、5G通信に対応したモデムなどを搭載したPC向けのSoCで、低消費電力でありながら最大3.0GHzという高パフォーマンスを実現しているのが特徴。Wi-Fi 6にも対応しており、スマホのようにWi-Fiとモバイルデータ通信(WWAN)を意識しなくてもシームレスに切り替えて使用することができる。Wi-Fi圏内から圏外に出るような場合でもいちいちつなぎ直す必要がなく、移動しながら使うことが多い人には非常にありがたい機能だ。
インターフェースは、本体左側面と右側面にUSB 3.0 Type-Cがそれぞれ1基ずつ、また本体右側面にはコンボステレオヘッドフォン/マイクジャックも搭載されている。必要最小限といった感じだが、USB Type-Cは両方ともUSB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeに対応しており、電源ケーブルや映像出力ケーブルはどちら側につないでもOKなど、使い勝手は悪くない。
このほか、ディスプレー上部にはHD 720pで撮影可能なWebカメラとWindows Helloの顔認証に対応したIRカメラが内蔵されている。カメラはプライバシーシャッター付きで、使用しない場合は物理的にオフにすることも可能。またキーボード奥にはスタイラスペン(HP Elite スリム アクティブペン)用のトレーが設けられており、ペンの格納と充電を同時に行うことができる。ちなみにこのトレーの右端にはnano SIMカードスロットも搭載されている。
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