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山根博士のグロスマブレビュー

Xiaomi 11Tグローバル版をチェック! 日本モデルと同一の可能性大

2021年10月23日 12時00分更新

Xiaomi 11Tグローバル版(香港販売品)

 日本でも発表になったシャオミのスマートフォン「Xiaomi 11T」はすでに海外でも各国で販売が始まっている。今回は香港で販売中のグローバルモデルを使ってみた。なお海外で販売されているモデルながらも技適を取得している。

 Xiaomi 11TはXiaomi 11T Proと同時に2021年9月15日に海外で発表された。本体の外観は同等であり、細かい仕様が異なっている。Xiaomi 11TはSoCがMediaTekのDimensity 1200、ディスプレーは6.67型(2400x1080ドット)、フロントカメラはパンチホール式で1600万画素。バッテリーは5000mAhで67Wの高速充電に対応する。ちなみにXiaomi 11T ProはSnapdragon 888、120W充電に対応する点が異なる。

Dimensity 1200を採用、高速充電は67Wに対応

日本でも発売が決まったXiaomi 11Tシリーズ
グローバル版でも日本の技適アリ!

 今回レビューしたモデルのカラバリはホワイト。シャオミのMi 11 Lite 5Gのライムカラーと同等の背面仕上げで、表面は半透明の素材に覆われ、光沢感を抑えつつも透明感あるさわやかな色合いだ。カメラは1億800万画素をメインに、800万画素の超広角と500万画素のテレフォトマクロを搭載する。

1億800万画素カメラを含むトリプルカメラ仕様

 本体側面はオーソドックスな仕上げ。右側のみにボタン類が配置され、電源ボタンと音量調整ボタンが並ぶ。なお指紋認証センサーは電源ボタン表面に内蔵されている。側面からカメラ部分を見ると、「億画素」なカメラを搭載しつつもでっぱりは高くない。

オーソドックスな右側面の形状

 本体下部はUSB Type-C端子とスピーカーホール、SIMスロットが並ぶ。SIMトレイは表裏に2枚のSIMを入れる形状だ。本体上部は何もないため、本体左側面と共に写真は割愛する。

デュアルSIMトレイを備える本体下部

 ディスプレーはフラットな形状で、背面の側面角を丸めているため持ちやすい。サイズは約76.9×164.1×8.8mm、重さは約203g。有機ELディスプレーのためハッキリとした色の表示ができる。

本体はそんなに重くもなく手軽に持てる大きさだ

 なお、カラバリはほかに2色あるので参考に掲載しておく。ブルーは若干光沢をもたせ、グラデーションをかけたカラーでちょっと前に流行った感じの色合い。またグレーはさらに光沢感を高めている。

ブルーはグラデーション仕上げ

グレイはかなり光沢感を高めている

 プリインストールアプリはグーグルおよびシャオミ独自のアプリとNetflix程度。ユーザーインターフェースはシャオミ独自のMIUIで、アプリドロワーを持たない。本体設定で特筆すべきはディスプレーのリフレッシュレートで120Hzと60Hzの切り替えが可能だ。

プリインストールアプリは必要最小限

ディスプレー設定からリフレッシュレートを切り替えできる

 OSはAndroid 11で、MIUI 12(2020年10月1日時点のバージョンは12.5.3)を搭載する。認証を確認すると日本の技適を取得していることがわかる。日本で販売されるXiaomi 11TはFeliCaを搭載せずグローバル版と基本仕様は共通のため、香港販売モデルと日本販売モデルは同一のハードウェアの可能性かもしれない(Xiaomi 11T Proはおサイフケータイ対応)。

 ベンチマークはGeekbench 5のシングルコアが775、マルチコアが2858。AnTuTu V9が584270だった。

しっかりと日本の技適を取得している

Geekbench 5(左)とAnTuTu V9(右)の測定結果

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