Pixel 6で一番感銘を受けたのはセキュリティアップデート提供が5年に延長されたこと
10月20日、Google初の純正プロセッサー「Google Tensor」を搭載した「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」の発売が正式に発表されました。「Pixel 5」ではミドルレンジクラスのSoCが搭載されていましたが、Pixel 6とPixel 6 Proは独自開発の最新SoCを搭載して、名実ともにフラッグシップスマートフォンとして登場し、魅力的な新機能を披露しました。
しかし、オンライン発表会「Pixel Fall Launch」で筆者が一番感銘を受けたのは「Even older Pixel’s are constantly getting new features, so they keep on getting better over time.」(旧型のPixelでさえ、常に新機能が追加され、時間と共に改良されます)という言葉です。
2021年8月26日に発売された「Google Pixel 5a (5G)」が、Androidバージョンアップデートとセキュリティアップデートの提供保証期限が2024年8月とされています。2021年10月28日に発売されるPixel 6、Pixel 6 ProはAndroidバージョンアップデートの提供保証期限が2024年10月、セキュリティアップデートの提供保証期限が2026年10月とされました。つまり、セキュリティアップデートは3年から5年に一気に延長されたのです。
スマートフォンのハードウェアは年々進化を遂げており、同時に新たな新機能も搭載されています。しかし、その新機能が旧機種でも実現可能のように思えても、差別化のため新機種にしか搭載されないことが多々あります。願わくはPixel 6、Pixel 6 Proに搭載された新機能のいくつかも、完全な形ではなくても旧機種に提供し、サステナビリティーの模範になることを強く期待したいところです。差別化のために、搭載できる新機能を旧機種に提供しないことは罪深い時代になっていると筆者は考えます。
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