週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

【連載】全国屈指の規模で展開する「大北海道展」。今年の注目はジャガイモとサーモン!

2021年10月19日 17時00分更新

 みなさま、こんにちは。横浜髙島屋の店長をしております青木和宏です。

 前回の記事はこちら。

■【連載】話題の地中海・アラビア料理。どれを買えばいいの? 初めての方におすすめの商品をご紹介!

※過去の連載記事はこちら:LOVE YOKOHAMA! ヨコタカ店長が語る横浜の楽しみ方

 今回は百貨店における人気コンテンツ「物産展」を取り上げたいと思います。全国のおいしいものを一堂に集めてダイナミックに開催できるのも、大規模な催会場を持つ百貨店ならでは。ネット販売でいつでもどこでも手軽に買えるようになっても、本場から来たスタッフがその場で実演し、できたて、つくりたてを提供する魅力には勝りません。そんな物産展の中で最大の集客と売上規模を誇るのが北海道物産展です。海の幸、山の幸に恵まれ、名物の弁当やスイーツもめじろ押しで、その人気は他の追随を許しません。

 では、北海道物産展はいつごろから行なわれるようになったんでしょう。それは、1952年(昭和27年)11月18日、大阪髙島屋7階で開催されたのが起源とされています。したがって、今年は70年目のメモリアルイヤーとなります。ちなみに、大阪髙島屋での第1回展では、屋上に乳牛と豚を放してミニ酪農場を再現、乳搾りの実演を行なったり、実物の子熊が愛嬌を振りまいたり、当時としては斬新な取り組みが人気を博し、以降毎年開催されるようになりました。

昭和27年11月 日本初の北海道物産展:屋上にて乳搾り体験を実施

 横浜髙島屋でも1959年(昭和34年)の開業以来、60年以上も続く名物催しとなっています。当初は収穫期でもある秋の開催で、新じゃが、新豆、鮭など、一次産品を中心とした品ぞろえでしたが、その後は冷蔵技術の発達や輸送技術の進展により、乳製品やスイーツなども増加、春にも開催されるようになったほか、近年では「オンライン物産展」としての取り組みも活発化しています。全国規模で開催される数ある北海道物産展の中でも横浜髙島屋の『大北海道展』は毎年全国トップクラスの売上を記録しているため、出店内容も格段に充実しているのが特徴です。この秋の『大北海道展』は10月20日から11月3日までの15日間、8階催会場で開催、実演販売22店舗(イートイン2店舗含む)を含む合計73店舗が集結します。

 今回はそのなかでも特におすすめの商品をご紹介します。イチオシはなんと言っても「じゃがいも」と「サーモン」。大阪髙島屋で日本初の北海道物産展が開催されてから70年目の節目の年にふさわしく、北海道物産展の原点とも言える「一次産品」にスポットをあてた特集となっています。

 函館市の「じゃがいもFactory produced by NANAMI」からは3種類のじゃがいものカラフルなポテトチップス「トロワポテチ」。見た目も味も比べながら楽しめます。

「じゃがいもFactory produced by NANAMI」トロワポテチ:594円

 毎年行列が絶えない、函館市「マルヒロ太田食品」では、北海道にゆかりのある「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフ、「トゥーランドット臥龍居」の脇屋友詞シェフ、「トラットリア テルツィーナ」堀川秀樹シェフが道産食材を使った「ダイヤモンドロマン特別企画コロッケセット」を各日50セット限定販売します。

「マルヒロ太田食品」ダイヤモンドロマン特別企画コロッケセット:1458円(各日50セット限り)

(左)脇屋シェフ考案: ホタテが丸々1個入った豪華なコロッケ。男爵いものホクホク食感と猿払村産干し貝柱が入った特製XO醤&マヨネーズの旨味が抜群です 

(真ん中)三國シェフ考案:道産豚肉の挽肉、ホクホクの男爵いもにパセリのパン粉の色合いもお楽しみいただける一品です 

(右)堀川シェフ考案:道産の合鴨肉をスパイシーなサルシッチャ(ソーセージ)仕立てにし、甘みのあるスイートコーンと合わせました 

 王道のサーモンでも、上記3名のシェフが希少な鮭「銀聖(ぎんせい)」を使って個性を競い合った小樽市「小樽タイムズガーデン」のオープンサンド(販売日・時間・数量限定 *詳細は横浜髙島屋ウェブサイト参照)を考案しました。話題性も抜群の商品です。

(右)堀川シェフ考案:銀聖スモークサーモンのオープンサンド~北海道の恵み~:1651円 
ブランド酒・銀聖のスモークサーモンやペペロターナ、リコッタチーズなどを風味豊かにトッピング。隠し味にはリンゴのジャムを使っています

(真ん中)三國シェフ考案:北のメリメロオープンサンド 銀聖とその昆布パウダー味:1751円
銀聖、タコ、イクラと野菜もたっぷりのせたオープンサンド。銀聖の皮もいれた特製昆布パウダーがおいしさの決め手です

(左)脇屋シェフ考案:日高秋鮭「銀聖」のXOタルタルオープンサンド:1080円
銀聖と猿払村産干し貝柱の特性XO醤と卵マヨネーズ、みずみずしいフリルレタスの相性抜群のオープンサンドです 

 函館市「竹田食品」の「北海道産 秋鮭燻醤油漬」や釧路市「鮭番屋」の「氷塩熟成時鮭」などの「70回特別企画品」のほか、ここからは、私が特におすすめしたいベスト3をご紹介。いずれも、会場内で作りたてを味わっていただくイートインの商品です。

 まずは、熟練の職人が握る食通垂涎の注目寿司店、函館市の「函太郎」。横浜髙島屋についに初登場、立ち食い形式で握りたてをご堪能ください。

「函太郎」函太郎特選握り:3300円

 続いては、従来の枠を超えた「気鋭のラーメン店」。10月20日~26日は「じゃがポタ味噌ラーメン」の「MEN-EIJI」、10月27日~11月3日は「DUCK 醤油」の「DuckRAMEN EIJI」が登場します。ラーメン好きとしてはどちらもそそられますね。こちらも行列必至ですが、夕方は他の時間帯に比べれば列は若干短めかもしれません。

「MEN-EIJI」じゃがポタ味噌ラーメン:950円

 最後にご紹介するのは、札幌市「サタデイズ」。「サタデイズ」は、チョコレートをカカオの生豆から作る“Bean To Bar”Chocolateの専門店。「Bean To Bar」(カカオ豆から作るチョコレート)、「Small Batch」(小規模生産、多品種生産)、「Craftsmanship」(職人による手作り)をベースに、豊かな北海道食材を使ったチョコレート作りをしています。

 今回の限定商品は「ホワイトチョコとダークチョコのプレミアムミックス・ソフト」。人気のチョコレートの豪華な競演をぜひお楽しみください。

「サタデイズ」ホワイトチョコとダークチョコのプレミアムミックスソフト…486円

 なお、会場の商品とは一部異なりますが、髙島屋オンラインストアでも「北海道物産展」を開催しています。また、会場内での行列を避けたいという方は、「髙島屋オンラインストアでご予約 → 会場でらくらく受取」というサービスも行なっています。「森のいかめし」など、人気のお弁当12種類が、それぞれの行列に並ばなくても1ヵ所で受け取ることができます。詳しくは、横浜髙島屋ウェブサイト「大北海道展」をご覧ください。

髙島屋オンライン(横浜髙島屋 大北海道展 店頭お渡しページ)
https://www.takashimaya.co.jp/shopping/special/600434/

 今年も旅行などの行動制限が続いていましたが、会場内で旅行気分が味わえる『大北海道展』。

 魅惑の15日間、ぜひぜひお楽しみください。

文/青木和宏(あおきかずひろ)

 1965年生まれ。1987年株式会社髙島屋入社。2017年より横浜髙島屋店長。
 趣味は、横浜の街歩き。横浜西59の楽曲「LOVE YOKOHAMA」では作詞を担当。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事