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WOODシリーズ最上位機、クアルコム最新のAdaptive ANCにも対応

aptX Adaptiveで96kHz伝送できる、Victorの完全ワイヤレス「HA-FW1000T」

2021年10月20日 11時00分更新

イヤーピースの装着状態に合わせて適切にノイズキャンセリング

 クアルコムのアダプティブノイズキャンセリング技術を採用した点も特徴だ。フィードフォワード/フィードバック方式を組み合わせたデュアルノイズキャンセリング技術だが、イヤーピースの密閉度をモニターし、状態にあった適切な処理を加えるクアルコムの独自技術も用いて高精度なノイズキャンセリングをする。仕組みとしては、筐体内側のフィードバックマイクを使い、外音がどのぐらい聞こえているかを判断し、適切なキャンセリング量を決めるものだそうだ。

 このようにノイズキャンセリング処理はクアルコムのチップが持つ機能を活用しているが、そのパラメーターについては複雑に設定できる仕組みになっており、メーカー側のノウハウも必要だという。JVC KENWOODとして特に重視したのは、ノイズキャンセルのオン・オフで出音に変化をできるるだけ出さないこと。単にチップを入れれば高性能で高音質な再生ができるわけではないとする。

イヤーピースの解説図

イヤーピースは複数サイズをそろえる

 付属するイヤーピースも新開発の「スパイラルドットPro」になった。内側にスパイラル状のドットを配置し、耳とイヤーピースで囲われた空間内で音を拡散させるのがスパイラルドットの特徴。外見上はあまり変わらないが、スパイラルドットProでは内側に凸形状を追加し、全体のフォルムを見直したという。

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