横浜美術館は大規模改修工事による休館となっているが、休館中も仮拠点や出張美術館を実施する。
同館は1989年の開館から30余年を経て、初の大規模改修工事を行なっている。休館中は美術館から舞台を移し、この秋より、さまざまな活動を行なう。
「やどかりプログラム」は、横浜美術館より徒歩7分の仮拠点「PLOT 48」の施設内のスタジオなどで、創作講座やレクチャーを展開。気軽に創作活動に参加できる1日講座からしっかり取り組める連続講座まで、横浜美術館のエデュケーターがオリジナルプログラムを用意。クリエイティブな思考を養い、創作に親しむ機会を提供する。また、休館中の市民協働活動も開始。およそ1年半の間、3つのチームに分かれて美術館の柱でもあるコレクションや美術館の建物の魅力をボランティアの視点で探求し、発信していく活動を行なうという。プログラムは決定次第、順次、横浜美術館ウェブサイトにて発信する。
「横浜[出前]美術館」は、横浜美術館のスタッフが横浜市内18区の文化施設や公共施設などを訪問し、レクチャーや体験講座を実施。学芸員やエデュケーターが美術館から飛び出し、市内の文化施設や公共施設でレクチャーや体験講座を行なうほか、学校や若者支援施設でのプログラムも予定している。9月から2023年の横浜美術館休館期間に横浜市内18区すべてに訪問する予定。プログラムは決定次第、順次、横浜美術館ウェブサイトにて発信する。
また、将来活躍が期待される若手作家を紹介する「New Artist Picks」や、自宅などでも楽しめるオンラインを活用したプログラムやコンテンツも、引き続き実施するとしている。
横浜美術館の休館中の活動は、ウェブサイト、メールニュース、ブログなどの美術館の媒体やTwitter、Facebook、YouTubeなどの公式アカウントでも発信していく。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
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