山根博士のグロタブレビュー
国内発売も公表済! シャオミのハイスペックタブレット「Xiaomi Pad 5」グローバル版レビュー
キーボードとスタイラスを使えば
生産性が大幅アップ!
それでは次にキーボードカバーとスタイラスを使ってみよう。これらの周辺機器の日本での発売はまだ未定だ。筆者の居住する香港ではスタイラスのみ発売、ほかの国を見るとマレーシアではどちらも発売など、国により販売されるものは異なるようだ。
キーボードカバーはXiaomi Pad 5をマグネットで貼り付け、斜めに立てた状態で利用できる。マグネットは強度が高いので簡単に外れてしまうこともない。専用品なのでサイズもぴったりだ。
キーボードの表面は裏側にXiaomiのロゴが入っている。カメラ部分に穴が開いているため、これが位置合わせとなりぴたりと装着できるわけだ。また内側はXiaomi Pad 5と接続するための端子を備え、キーボードは英語配置となる。
キーボードの端子部分は横一杯に溝があり、そこにもマグネットを内蔵する。Xiaomi Pad 5を載せた状態でそのまま持ち上げてもキーボード部分がはずれてしまうこともない。テキスト入力のみならず動画などを見るときにもちょうどいい角度になるので、このキーボードもぜひ日本で発売してほしいものだ。
キーボードカバーを付けて閉じたときの厚みは約15mm。キーボードカバーは363gだ。そのためキーボードカバーを付けたときの総重量は874gとなる。
キーボードは英語配列。幅の制限で記号キーの一部が狭い。また上・下のキーが1つのキーサイズになっているが、実用上は画面をタッチすることが多いので、不便に感じるほどではなかった。キーの幅は15mm、ぐらつきもなくストロークも浅くは無いためしっかり押せる感じだ。
実際に文字入力をしてみたが十分使えると感じた。筆者はキーボードカバーを付けた状態で出かけ外出先での原稿入力に実際に使っている。本体スペックも高く、GoogleドキュメントとChromeの2つのアプリを同時に表示し、調べ物をしながら原稿を書く、なんてこともストレスなくできる。
一方、スタイラスはBluetoothで接続するタイプだ。Xiaomi Pad 5専用品で、本体には2つのボタンを備えそれぞれ特定機能のショートカットボタンとなっている。ボタンのカスタマイズは現時点ではできなかった。断面は円形だが、Xiaomi Pad 5に張り付ける側のみフラットになっており、その部分にXiaomiのロゴが入っている。
充電方法はXiaomi Pad 5の上部にスタイラスを乗せると、マグネットで張り付けられワイヤレスで充電される。充電残量は充電を開始したときに画面にポップアップで表示される。
スタイラスはそのまま画面タッチやメモアプリでの手書きに使うことができる。4096階調の筆圧にも対応しているので、イラスト系アプリでも活用できそうだ。また下側(ペン先側)のボタンを押しながらディスプレーにスタイラスを近づけると「画面をタップして書き込みを開始」と表示され、そのままタップするとプリインストールされているメモアプリが起動する。
メモで手書き中は下側ボタンを押すと順次ペン先が切り替わる。また下側ボタンを長く押すと消しゴムに切り替わる。さらに上側のボタンを押すと最近使った色への切り替えが可能だ。2つのボタンを使ったこれらの操作はほかのアプリに対応していないのがちょっと残念なところ。
Xiaomi Pad 5全ての操作中に使えるのがスクリーンキャプチャ機能で、スタイラスの上側ボタンを押してディスプレーをタップしてドラッグすると、そのエリアをキャプチャできる。
【まとめ】ビジネスもエンタメもこなせるタブレット
はやく日本で発売されますように
Xiaomi Pad 5はこのようにキーボードカバーをつければビジネスツールになるし、スタイラスはクリエイティブな利用にも使えそうだ。そしてディスプレー性能が高くクワッドスピーカーも搭載しているためメディア再生マシンとしても十分使えるだろう。プライベートからビジネスまであらゆるシーンに対応するXiaomi Pad 5、日本での発売が楽しみだ。
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