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魅力その2 「L.G.C.アライメント」システム
さて、上記のようにグレーな依頼を受ける主人公だが、どう依頼をこなすかは本人の“流儀”にゆだねられている。それをプレイヤーの視点から反映できるようにしたのが「L.G.C.アライメント」というシステムだ。
このシステムはそれぞれ「LOW」「GRAY」「CHAOS」の頭文字を取った名前で、物語中に出現する選択肢によって変動するパラメータのことを指している。
つまり、法的にいい選択肢を選ぶと「LOW」が、法的にはグレーな選択肢を選ぶと「GRAY」が、違法だったりやや強引な選択肢を選ぶと「CHAOS」がそれぞれ上がっていく。
具体的にはあるタイミングで共闘する組織が変わるという話だが、ファンなら肩入れしたい組織に合いそうなパラメータを重点的に上げていけばいいと直感的にわかる気がする。
逆に初めてのプレイヤーはそういう“先読み”をせず、自分の思うがままに選択肢を選ぶのが楽しいと思うので、いずれにしても楽しめるシステムとなっているわけだ。
なお、全部の展開を見たいという欲張りな人は、バランスよく3種のパラメータを上げて途中のセーブからやり直すか、いっそ2周目で別パターンの展開を見るようにするといいだろう。自分も恐らく全部見たくなる……!
魅力その3 テンポのいいバトルシステム
本作の戦闘システムは、フィールド上にいる敵と直接戦う「フィールドバトル」と、素早いキャラから順番に行動する「コマンドバトル」の2種類を切り替えられる方式を採用。
この2つはワンボタンでシームレスに切り替わるので、「ある程度、敵の体力をフィールドバトルで削ってからコマンドバトルで一掃」的な戦い方ができる。
フィールドバトルはザコ戦が主体で、なんならそれだけで倒しきる場合も多い。勝利リザルト画面などで画面が止まることもないので、フィールド・ダンジョン探索が非常にサクサク進むようになった。
コマンドバトルは時間が止まるので、じっくり考えながら強敵と戦うスタイル。クラフトやアーツといった特殊技や魔法を駆使して味方を強化したり、相手の弱点を突いたりできるので、伝統のJRPGに慣れたプレイヤーならこちらの方がなじみ深いだろう。
この戦闘システムがとにかく快適なので、ぜひ実際にプレイしてみてほしいと思う。もし敵が強いと感じた場合は、オプションからフィールドバトルとコマンドバトル「それぞれで」難易度調整ができるので安心してほしい。
魅力その4 奥深い「オーブメント」カスタマイズ
各キャラクターのステータスアップや特殊効果を担う「オーブメント」システムを解説。基本は空いている穴に「クオーツ」というアイテムをはめていくことで各キャラクターの強化ができる。ちなみにクオーツは自由に取り外しも可能。
本作ではウェポン、シールド、ドライヴ、EXTRAという4つのラインごとに穴が開いており、はめたクオーツが持つ属性値が一定数値になると、ラインごとにさまざまな効果を発動するシステムを採用している。
と、このように属性値を高めることでさまざまな特殊効果が発動するので、プレイヤーごとに異なるカスタマイズができるシステムとなっている。
できるだけ初めてのプレイヤーでもわかるよう丁寧に解説したつもりだが、これは実際に触ったほうが理解しやすいシステムだと思う。少しでもその奥深さが伝わっていれば幸いだ。
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