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三井化学、フレキシブルセンシング基材を応用して座っただけで人の感情を計測する「PIEZOLA Emotion アプリ」

2021年10月04日 17時30分更新

 三井化学は10月4日、リトルソフトウェアと共同で人の感情状態を計測する「PIEZOLA Emotion アプリ」を開発したと発表した。

 三井化学のフレキシブル・高感度・極細の接触・振動センシング基材「PIEZOLA(ピエゾラ)」を椅子のマットに搭載することで座った人の脈拍などのバイタル信号を検出。これにより、心電計などの測定器を装着することなく座るだけで心拍数や呼吸数、体動値といったバイタル信号を測定する。

 リトルソフトウェアの生体(脳波・その他生体データ)データ専用マルチプラットフォーム「HuMAN Affective AI」を用いることで、7つの感情状態「平常心」「リラックス」「ストレス(超集中状態)」「イライラ」「ポジティブ」「ネガティブ」「集中」を可視化することが可能となる。

 三井化学では、PIEZOLA Emotionアプリを、ヘルスケア・化粧品・自動車・スポーツ・玩具・食品・アミューズメント・レジャー・教育・広告・マスメディア・eスポーツといった業界に対して、アンケート(主観)だけではわからない、利用者の心理状態を読み解くツールとしてのソリューション情報サービスを提案するとしている。

 また、10月6日~8日に東京ビッグサイト南3ホールで開催される「センサエキスポジャパン2021」に出展する。展示ブースは南3ホール、ブースNo.S-26。

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