飲食店向け予約・顧客台帳サービスを手掛けるトレタは10月4日、favyと連携し、「RaaS構想」を展開すると発表した。
RaaS構想は、favyがプロデュースする飲食店での実体験や顧客店舗へのツール導入支援を通して、レストランテック各社のシステムを統合することで、飲食店のDX導入効果の最大化を目指すもの。
第1弾の取り組みとして、favyが運営するシェア型レストランのノウハウを活用し、シェアレストラン構築支援・運用支援の取り組みの一環として、閉店した横丁スタイルの飲食店の再生に挑戦する「横丁リブート計画」を行なう。
シェア型レストランでは、複数の飲食人がキッチンや客席を共有するため、開業を希望する飲食人にとっては初期費用を抑えられる上、売上連動型の家賃のためリスクを最小限にできるという。加えて、共同仕入れや共通した販促活動によって、コスト軽減が実現できることも大きな特長としている。
favyでは、2021年中に鹿児島県、徳島県、大分県、宮城県、富山県で横丁リブート計画を実施し、シェア型レストランをオープン予定。
トレタは、飲食人の起業支援やコロナ禍で痛手を負った飲食人の再チャレンジの場となる横丁リブート計画に共感し、今回の連携に至ったという。飲食店向け予約・顧客台帳サービス「トレタ」をはじめ、店内モバイルオーダー「トレタO/X」や、飲食店の電話予約をAIで自動受付する「トレタ予約番」を横丁リブート計画のためにカスタマイズし、favyの販促サービスなどとパッケージ化した上で、RaaS(Restaurant as a Service)として提供する予定。
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